cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

ネタばれカモン!舞台『クザリアーナの翼』東京公演感想【前編】

感想内の台詞や諸々のことにつきましては、私の脳内加工済みのものとして、まるっと本気になさいませんよう、ご注意ください。

かなり寺脇さんよりのものになっております。

あと、個人的に感じたことなので、岸谷さんや、舞台『クザリアーナの翼』として表現したかったものとは、多分、絶対異なります。

ご容赦ください。

正真正銘の舞台『クザリアーナの翼』を観たいかたは、是非!劇場へ!!

…ということで、

「ネタばれカモン!!」なかたのみ、下へスクロールしてくださいませ。

ちょっとでも「知りたくないわ」と思われるかたは、このままページのもどるボタンを押してくださいね。

のっけから、わんこなキジーが可愛かったなー。

寺わんこ全開です!←萌えたー!萌えまくったー!!

さて。

簡単に物語の世界を説明いたします。

私の思い込みが入りまくった説明ですので、サラッと流していただければ、幸いです。

今回の作品『クザリアーナの翼』の世界は、4つの階級にわかれています。

第一種民族・皇帝クエーサーの絶対的な支配の下、第二種軍国民が国の内外を統制し、第三種平国民は軍国民に護られ生きています。

寺脇さん演じる・キジーは、第四種ディッシュ民といって、この世界の最下層に位置する種族になります。

毎日、第三種平国民のかたにお仕えすることで、その日の食糧をもらう…という関係です。

この、”第三種平国民のかたにお仕えする”というのも、運のよいディッシュ民のみのようです。

4つの階級は、見事なピラミッド型となっていて、ディッシュ民の数がもっとも多く、仕える第三種平国民の数が少ないから。

ジーは運良く?オミナエシさん(藤林美沙さん)というかたにお仕えできているのですが、態度は不真面目。

他のディッシュ民とは違い、好き勝手し放題です。

ディッシュ民と、第三種平国民のかたとは、まともな会話をしてはいけない…というルールがあって、キジーはほにゃほにゃな喋りしかできませんが、意思の疎通はできてる感じ。

人間としての”ことば”を封じることで、より支配関係を目に見せているんだろうなぁ。

ディッシュ民にとっては、たまったものではないけれど。

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『クザリアーナの翼』1

※耳とシッポは妄想です※

ジーの態度というのも、不真面目…というよりは「自ら進んで、犬の真似をするのは好きだが、他人から犬扱いされんのは、まっぴらだぜ!」ってことなのかも。

それでなくても、首輪に手枷までされて、自由を奪われてるんですから。

心の自由くらいは、勝手にさせてくれ!ってきもちかもしれません。

ただ、悪ふざけがすぎると”チェンジ”というシステムがあって、他のディッシュ民と交代させられてしまいます。

第三種平国民は、より賢い?見栄えのいい?ディッシュ民を使えさせるのが、ステイタス?なのかなぁ?

不真面目で、いうことをきかないキジーは、オミナエシさんにとって「恥ずかしい!」以外のなにものでもないようです。

第三種平国民に従順になるのはゴメンだけれど、チェンジになると今までもらえていた食糧が、もらえなくなってしまうので、キジーはたまりません!

…多分、仕えていてもらうのと、仕えないでもらう食糧とでは、量に違いがあるんだろうなぁ、と。

犬扱いはまっぴらだけど、飢えるよりはマシだと、キジーはやる気をみせるのですが…

結局、オミナエシさんを怒らせて解雇になってしまう、キジー

家に戻ると、仲間から「食糧どーすんだ!」と一斉攻撃をくらいます。

おまけに、働いて帰ってきたのに「お前!今日メシ抜き!!」と言われて、大ショック!!

「お腹空いたよ!死んじゃうよー!!」と、訴えるのですが…

そう。ディッシュ民は、いつも腹ペコなのです。

ここのキジーの歌のシーンは、ちょこっとユーチューブの本番映像に入っています♪

(多分見れる、ハズ)

でも、寺脇さんズルイんですよ!

ここでコミカルにメッチャかわいく歌っておいて…その後の超シリアスモードの熱い歌とか!!

ギャップがハンパなくて、心臓に悪いです!!

歌ー!!

寺脇さんの歌も、本当に大好きだっ!!

あと、いろんな小物を使っての歌がこの「お腹空いたよ!死んじゃうよー!!」のところにあるのですが、ココ。

ホントにカワイイです!!

カワユさでいうなら、ココも推します!!

仲間と一緒に小物を使って、うたーっっっ!!

大好きだー!!

そこへ同じく働いて戻ってきた、ガンクツ(風間俊介クン)とグース(湖月わたるさん)兄妹が。

ガンクツが兄、グースが妹です。

この身長さがまた、ツボでした!!

お腹が空いた!とぐずるグースを、やさしく慰めるガンクツですが、今日のグースは中々収まりません。

「こんな仕組み、不公平よー!!」と、ジャメーリアを批判し始めます。

そんなグースを、ガンクツは叱ります。

国の悪口を言うことは、死に直結しているからです。

妹を護りたい一心で、ガンクツはグースのことばを制するのでした。

カッコイイイメージの湖月さんが、風間クンにぐずってみせるという図は、萌えました!

意外中の意外!!といいますか…湖月さんが妹って?!

と思うのですが、いやいやいや!!

すんごくキュートな妹さんなのですよ!!

そしてまた、妹に優しくて頼りがいのあるお兄ちゃんが、風間クンで…なんかほっこりするんですよね。

このお2人ならではの、兄妹関係が…たまりません!!

続いて、コルリ宮澤佐江さん)が駆け込んできます!

仲間の、イグレット(佐藤江梨子さん)が第二種軍国民に連れ去られたというのです!

宮澤さんのコルリも、可愛かったなー。

少年ぽさを漂わせる少女で、湖月さんとはまた違った魅力があって。

年齢でいうと、湖月さんのがより少女な感じで、宮澤さんはちょっぴり大人びてる感じ。

ガンクツやキジー、ウグイをもまとめる、お姉さん的な立場で…これがまた意外!

だけど、観れば観るほど自然なんですよねー。

コルリねえちゃんw←勝手に言う

皆は口々に不思議がります。

今まで第二種軍国民に連行されたディッシュ民というのは、素行が悪かったり、なんらかの理由があったからです。

しかし。

イグレットはディッシュ民の中でも、一番献身的に上の種族に尽くしてきました。

それなのに、なぜ?

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『クザリアーナの翼』2

ジーは冷静に応えます。

「明確な理由があるじゃねぇか。俺たちがディッシュ民だからだ」

ディッシュの語源は”死”。

いつどうなっても、いつ死んでもいい種族…なのだと。

暗く、静かに語ります。

だけど、イグレットを見放すことはできない!

こんな自分たちだけど、なんとか彼女を助けられないか?!と、ガンクツを筆頭に仲間たちは考えます。

そこへウグイ(岸谷五朗さん)が現れ、待ったをかけるのですが…。

岸谷さんがねー…もう。

ウグイダンサーズ(←勝手に命名)を連れて登場されるんですけども…カッコイイのに笑えるって。

ダンスの後は、ひたすら自由時間(?!)で、右往左往させられるウグイダンサーズが、カワイイです!!

特に、原田治さんが大変そうでした。

…回を重ねるごとに、面白い場面になっていくんだろうなぁ。

ウグイの姿に、ヒントを得たガンクツたちは、第三種平国民の衣装を着て、第二種軍国民の住む場所へ潜入します。

ディッシュ民が接触できるのは、第三種平国民までですが、第三種平国民たちは、第二種軍国民と直接話せたりするのです。

今まで雲の上のような人間だった第二種軍国民を間近で見て、ガンクツたちは怖気づきます。

何度も心が折れそうになりながらも、なんとかイグレットの情報を掴もうとするのでした。

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『クザリアーナの翼』3

そこで、ガンクツたちは不思議な光景を目にします。

グースと同じ顔をした、スワン(湖月わたるさん:二役)という人物が元帥として存在していたからです。

スワン元帥のダンスがまた…カッコイイです!!

「グースとスワンが同じ人だと思わなかった」と言われるかたがおられるのも、すごくわかる気がします。

湖月さんの空気感が全然違うんですもの…。

それに、早着替えだし。

湖月さんがスワン元帥のときのグースと、グースのときのスワン元帥がおられるので、余計に混乱されるのかな。

その「えっ?」って感じがまた、楽しかったりして。

パニックになる、ガンクツたち。

遂に第二種軍国民に見つかってしまいます!

コルリとグースが機転をきかせて、「お祭りを盛り上げるために呼ばれた、パフォーマーです!」と言い切り、その場を逃げ出しました。

ギゼル大佐に「次の満月に開かれる祝祭は、ジャーメリアを上げての重要な祭りだ。もっと大人数で、盛り上げろ!」と命令されたのは、スルーして。

山本裕典クンの超冷風漂う、ギゼル大佐もすごかったなぁ。

”統べる者”としての威圧感とか、いい意味での狂気とか。

スワン元帥を想うきもち…は、多分通常の”恋”とかいうことばで片付けられないんだろうなぁ。

でも、そのきもちも彼の中に存在しつつ、”ギゼル大佐”がいるんだもんな。

尊敬?崇拝?すべき、皇帝クエーサーと、スワン元帥のもとにいられる彼は、多分きっと幸せなんだろう…と、勝手に思ってしまいました。

のっけからのダンスシーンも素敵です!!

その頃、イグレットはスワン元帥の部屋で軟禁されていました。

イグレットの美貌と、声に惹かれたというスワン元帥。

スワン元帥は、イグレットのためにとびきりのドレスと待遇を用意します。

そして「祭りのとき、私のために踊れ」と、命じるのでした。

佐藤江梨子さん、ホントに美人さんだった。

見かけだけじゃなくて、内面から綺麗な感じ…うん。

スワン元帥の台詞のまんまになってしまうけれども。

同性であっても、惹かれてしまう美しさを持つ女性…すごいなぁ。

しかも、笑いのセンスまである!!

「必死なだけですっ!」と、イグレットには言われてしまうかもしれないけれど、沢山笑わせてもらいました!!

そして、儚くて綺麗なんだもんなぁ…ズルイw

スワン元帥が、これまで誰かに心を奪われた姿を見たことがない、ギゼル大佐は焦ります。

イグレットに心を奪われたことで、これまでのスワン元帥がどうにかなるのではないかという不安が芽生えたのです。

ギゼル大佐は、いつでもイグレットを殺す覚悟があると、剣で脅しをかけるのでした。

ガンクツたちは、依然イグレットの居る場所や、彼女が今どうしているのかを、探ります。

しかし、状況は芳しくありません。

なにせ、今まで足を踏み入れたことのない場所で、人になにかを尋ねることすら、できないからです。

行き詰まりをみせていると、グースの後ろにくっついて、ディッシュ民の格好をした年配の男(中村雅俊さん)が現れます。

ウグイは、男を追い払おうとしますが、男は立ち去るどころか、ガンクツたちと混ざってしまいます。

中村雅俊さんがまた…ズルイですよねー←いい意味で

昨年のAAAで垣間見た、スネ感が舞台上で見られるなんて、思ってもいませんでした!!

このスネ感は観られて、得した感じになります!

上手く表現できませんが、得した感じw

それからまた、地球ゴージャス風にカワイイし、自由なんですよねっ!!

岸谷さんや寺脇さん、風間クンとの絡みもオカワリしたくなるくらい、面白いです!!

「いいのかな?雅俊さんが、こんなに面白くていいのかなー??」って、心配になるくらいで!!

でも、雅俊さんのノリノリ感が伝わってくるので、つられて、楽しくなっちゃうのですが…。

なにせ、岸谷さんと寺脇さんが、振り回されておられるくらいですから♪

…毎回、違うんですよ?多分。

あのシーンは…ぷぷぷ…。

そこへ、キジーを解雇したオミナエシさんが登場!

自分の素性を知っている彼女に、「パフォーマーで呼ばれた第三種平国民です」という嘘は通用しないと、観念するキジー

ところが、オミナエシさんはキジーに好意的に話しかけます。

そうすることは、彼女にとっても罰せられる対象になるのですが、オミナエシさんは「それでもいい、キジーと普通に話したい」と言います。

ガンクツたちは、オミナエシさんの心意気に打たれて、捕まった仲間を救おうとしていることなどを打ち明けます。

すると、男がイグレットのことを知っているように振る舞うのです!

どうにも怪しい男でしたが、手がかりが掴めるのなら…と、ガンクツたちは男に頭を下げるのですが…

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『クザリアーナの翼』4

イグレットがいるかもしれないという場所を教えてくれたのは、オミナエシさんでした。

「スワン元帥の家にいるかもよ?」と。

ガンクツたちは頼みます。

「自分たちをスワン元帥の家に案内してください」と。

この頼みを聞くと、本当にオミナエシさんの命が危ないのですが、ディッシュ民である自分たちと対等に話したいと言ってくれた、彼女だからこそ頼めることでもありました。

命の危険を理解したうえで、オミナエシさんはキジーとウグイをスワン元帥の家に案内するのでした。

途中。

またあの怪しい男が現れて、さも自分の手柄で3人がここへ来れたようなことを言うものですから、キジーとウグイは

怒ります。

だけど、今いる場所は第二種軍国民のテリトリー。

目立って見つかっては、大変です。

なるだけ隠れて、先を急ごうとするのですが…

ジャメーリアの土地を脱走しようとした、ディッシュ民がひっとらえられてきます。

ギゼル大佐が、皇帝クエーサーに指示を仰ぎます。

すると…

「殺せ」

ジーたちと一緒にいた、怪しい男が冷酷な声で命じます。

「殺せ」

ジーとウグイ、オミナエシさんはそこで初めて、この怪しい男が皇帝クエーサーであることに気づくのでした。

皇帝クエーサーの命令により、3人は牢獄へと…

【第一幕終了】

物語の合間に、感想を詰め込んでしまいましたが、

わかりづらかったでしょうか??

感想部分は引用?で区切ってみました。

…私の感想って、大抵こんな感じなんですよね…。

もしよろしければ、後編もお待ちくださいね。

 ■ちなみに後編はコチラ

 ネタばれカモン!舞台『クザリアーナの翼』東京公演感想【後編】