cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

舞台『クザリアーナの翼』感想。3・4観目ネタばれアリで!【後編】

2月15日、16日。

赤坂ACTシアターで、地球ゴージャス

公演vol.13。

舞台『クザリアーナの翼』を観ました。

感想内の台詞や諸々のことにつきましては、

私の脳内加工済みのものとして、まるっと

本気になさいませんよう、ご注意ください。

まとまりのないものとなっております。

あと、ネタばれを含みますので、まだ作品を

観る前のかたや、内容を知りたくない!!

というかたは、このまま「もどる」をクリック

して、スクロールなさいませんようご注意

くださいませ。

いつもに増して個人的に感じたことなので、

舞台『クザリアーナの翼』として表現したかった

ものとは、多分、絶対異なります。

ご容赦ください。

1月に続き、3回目と4回目の観劇です。

さらにその感想の後編です。

>前編感想はコチラ

 舞台『クザリアーナの翼』感想。3・4観目ネタばれアリで!【前編】

スワン元帥(湖月わたるさん)とイグレット

佐藤江梨子さん)のダンスも、なんだか

妖艶な雰囲気が増していた気がします。

色気vs色気!!

って感じなんです←いい意味で

スワン元帥としての声音で語る、湖月さんは

フェロモン全開ですし!!

猛々しさ漂うスワン元帥に、しっとりとした

雰囲気のイグレットはホントにお似合いだ。

そんな、お互いの魅力を引き立てあっての、

ダンス。

物語としては、そんな悠長なことを言っている

場合ではないんですけれども。

綺麗なんですよね…(うっとり)。

スワン元帥の前では見せない、イグレットの

お茶目さがいっぱい出るのは、やっぱりガンクツ

風間俊介クン)や、グース(湖月わたるさん

2役)、コルリ宮澤佐江さん)と一緒にいる

ときw

これまた、物語の中ではお茶目とか言っている

場合ではないんですけれども…切羽詰った故の

可愛らしさが、この4人にはあふれています。

グースを言い含めるときの、ガンクツの声音が

前回観たときよりも、さらに優しく色っぽく

なっていたのには、ビックリしました。

その声に、まるで催眠術にかけられたみたく

反応するグースの表情も!!

やる気を見せるグースを、爽やかにオトすコルリ

の可愛らしさも際立ってました!!

許せる!コルリだから、許せるよ!!←はいはい

第二幕の楽しみのひとつ!!

館に閉じ込められた、キジー(寺脇さん)、

ウグイ(岸谷さん)、オミナエシさん(藤林

美沙さん)の3人の掛け合いです。

主に、寺脇さんと岸谷さんの自由時間w

今回は更に面白くなってましたー!!

というか、寺脇さんと岸谷さんがお互いに

ぐだぐだになってしまう場面もあり…

場内大爆笑!!

そして「これはもしかして、計算ですか?

ぐだぐた感を出しただけですねっ!!」

と両手を叩いてしまうくらいの、お2人の

息の合いっぷりに、またしても爆笑に包まれた

客席でした。

…とりあえず、ジャメーリアの土地は貧しい

訳ではないんだな、というのがウグイの

ややアドリブソングに含まれていて、安心

します。

野菜は豊富にとれるみたいですしw

それを上の階級の人たちに、いっぱい納めて

るから、毎日腹ペコなんだなぁ。

あ!!

私、この舞台を一番初めに観たとき(書いたかな?)。

オミナエシさんたちが放り投げる、袋!!

あれを、ディッシュ民の死体だと思って

しまったんですよ!!←どんだけ殺伐だ

「そうか…みせしめに殺されて、ああやって

仲間に返されるんだなぁ…」と、思いっきり

見当はずれなところに落ち着いてました。

でも、配給でしたね。

よかった!よかった!!←オイ

この、岸谷さんのややアドリブソングも、

毎回ビミョーに変化していて、同じところ

もあったりするのですけれど…藤林さんの

笑い具合を確認しつつ、進行している気配

もあったりして…3人のなんともいえない

バランスが、見所だったりするのです。

あと「消耗してなーい」を、キジーとウグイ

の2人でハモるのが追加されていたり…

ジーが放置されてみたり。

細かい部分で面白くなっていました!!

好きだー!好きだー!!

笑いを堪能した後には、いよいよ脱出!

そして革命の始まりです!!

ここからの勢いは、最早座っては観ていられ

ないくらいなんですよー!!

駆け出したい気持ちになります!!

それから、スワン元帥の身代わりになって

いたグースを迎えに行く、ガンクツ。

この兄妹のシーンが切なくて…。

より深く兄妹愛を感じられました。

ガンクツがカッコイイんだ!!

「お兄ちゃん!!」って、グースの代わりに

叫びたいくらい、いいんです!!

その手を振り解く、グースに「怒ってないよ。

お兄ちゃん、怒ってないからさ。帰ろう」と

語りかけるガンクツもまた…!!

いいな。

お兄ちゃん。

革命の最中。

スワン元帥の死を知る、ギゼル大佐。

こっからのギゼル大佐は、誰も止められない

んじゃないかという、荒れっぷりです。

スワン元帥への愛…というか、悲しみに。

壊れたようで…でも、どこか。

ギゼル大佐のスイッチが、普通に戻った瞬間

みたいに思えるんですよね。

(前回も思ったんですけれども)

スワン元帥の死を知るまでの、ギゼル大佐の

狂気と、死を知ってからの荒れっぷりは、

同じ怖さでも、なんか違うように思います。

上手く表現できないんですけど。

その逆なのが、ガンクツ。

グースの死で狂気に走る…。

完全にメーター振り切っちゃった感じです。

そんな2人が激突する…男同士の闘い。

叫び声から、剣を交わすところまで…。

似ているようで異なる感情のぶつかりあい

に、ぐいぐい惹きこまれてゆきます。

これを1日に2公演やれる体力…

風間俊介クンも、山本裕典クンもスゴイ

なぁ。

「○公演目」というよりも、毎回が大千秋楽

って勢いです。

感情の走りかたも、ものすごい!!

渦というか…うねりというか…。

轟々と鳴っている気がします。

そんな闘いの中。

一方では、死を待ち望んでいた大帝クエーサー

中村雅俊さん)の姿がありました。

クエーサーの孤独も、前回に増して深くなって

いたように思います。

歌声も切なくて…。

自分で自分のお墓作って暮らす日々ってなぁ…

と、クエーサーのことを思うと、涙が止まら

なかったりします。

クエーサーの前に現れる、キジー、ウグイ、

コルリそして、イグレット。

1対4なんだけれど、クエーサーの威圧感は、

1000人分くらいに感じます。

死を待ち望んでいる…と語る割りに、悠然と

しているし。

それは、剣をかざしてきた者たちを確かめる

姿であるのだけれど…。

恐怖するキジーたちに、感情移入してしまいます。

その怖さも、単に大帝を殺してしまう…という

だけじゃないんだろうしなぁ。

これからのこととかも、いっぱい考える瞬間

になっているんだろうなぁ…って。

今まで自分たちが生きてきたシステムを、

自分の手で壊すとき…なんて、そうそうある

ものではないから。

だけど、終わりにするんだ!!

こんな間違ったシステムは、もういらないんだ!!

って、剣をかざせたガンクツやキジー、ウグイ

たちは、みんながんばった!!

怖さを仲間と一緒に乗り越えて…明るい未来を

つくっていくんだって、決意する姿はとても

輝いていました。

輝いていた、といえばコルリ

ガンクツへの愛に気づき、ガンクツを

守って命を落とします。

この場面の2人も、キラッキラです。

前回観たときよりも、一層お互いの

愛を感じました。

いつも優しいガンクツですが、グース

のときとは違う愛おしさで、コルリ

触れて…

コルリもガンクツに、心ごと預ける

みたいな。

気持ちの意味に気付いて、伝えること

ができてから、別れの時間までが

とても短いのですけれど。

そこにズドンと大きな愛がある!

キラッキラです。

…こればっかりゆってるなぁ。

舞台『クザリアーナの翼』の中には、

魅力的な振り付けが沢山ありますが、

最後のほうにある、手をハート(多分)の形から

花に変化させて、そのあと鳥へを姿を変えて

羽ばたく感じにするの…

あの振り付けが、とても好きで。

真似をしたいのですが、いかんせん記憶力が

追いつかなくて、残念です。

優しくて、力強くて、綺麗なんだよなぁ。

前回よりも!!

はるかに、今回のほうがのめりこんでしまう

舞台でした!!

だから絶対、今度観る公演のほうが更にいい

こと間違いなしだと確信しています!!

あと。

東京公演を4回観ての感想ですが、

この舞台。

どこの席に座るかによっても、物語が全然

違ってみえます!!

なんでだか不思議なのですが…。

セットの加減なのか、照明の魔法なのか。

とにかく、色んな席に座って舞台を観て

みたくなるのです!!

なので!!

大阪公演…どんな雰囲気になっているのか

わかりませんが、楽しみです!!

で、できたら手拍子な雰囲気でありますように☆

↑まだ言うw

本日、大阪公演初日。

おめでとうございます。