寺脇康文さんは、長谷川平蔵の密偵・仁三郎役です。
スペシャルドラマ『鬼平犯科帳 一寸の虫』に、寺脇さんは仁三郎(にさぶろう)役で出演されてます。
放送があったのは、2011年4月15日です(もっと前かと思ってた)。
そのときの感想はコチラ
>2011/04/25 : ドラマ鬼平犯科帳スペシャル『一寸の虫』感想UP!
私はこの仁三郎さんが大好きで、大好きで…なのに放送当時のデータを失くしていました。
ずっと再放送を望んでいたのですが、地上波での放送はなくて…ダメ元でAmazonのDVD検索してみたら、なんと!!販売されてました∑d(≧▽≦*)
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ようやく仁三郎さんGETできました(人〃∇〃)゚.:。+
改めて、感想描いてみようと思います!!
では、物語の内容を簡単に…あ!寺脇さん演じる仁三郎さんの事情中心になってしまいました。
本当はここにもう1人、新人同心の富田庄五郎(とみたしょうごろう:原田龍二さん)の事情も絡んできます。
…見事に割愛してしまった←コラ
※ネタバレを含みますので、ご注意ください※
仁三郎は、主人公・火付け盗賊改方長官 長谷川平蔵(はせがわへいぞう:中村吉右衛門さん)の密偵の1人です。
仁三郎が手引きをして、犯人のアジトに乗り込む平蔵たち。
捕り物の最中、犯人の1人が隠し持っていた銃で平蔵を狙います。
そのとき仁三郎が、身体を張って平蔵を助けました。
死刑になるところを救ってくれた平蔵に、仁三郎は強い恩を感じていました。
だから、平蔵のためなら命を投げ出すことも惜しくないのです。
そんな命をかけるに値する人物が、仁三郎にはもう1人いました。
盗賊時代の頭である、舟影の忠兵衛(ふなかげのちゅうべい:三國連太郎さん)です。
自分の生き方を正してくれた人だとして、離れて生活していても仁三郎はずっと恩を感じていたのでした。
傷を癒していた仁三郎の元に、盗賊時代の仲間・伴助(ばんすけ:北見敏之さん)が現れます。
伴助は忠兵衛に恨みを抱いていました。
彼は忠兵衛に復讐する計画をたてていて、そこへ仁三郎を加えるというのです。
忠兵衛に感謝こそすれ、恨んですらいない仁三郎はその話を遠まわしに断ろうとします。
ところが伴助は、仁三郎の一人娘に目をつけていたのです。
妻の忘れ形見である娘は、危険から遠ざけるために養女に出していたのですが、伴助はそれさえ突き止めていました。
仁三郎は娘の命を護るため、誰にも相談できないまま、その計画に参加します。
恩人の命を奪おうとしていること、娘の命を護りたいという気持ちに板挟みになり苦しむ、仁三郎。
そんな彼を心配した密偵仲間の1人・五郎蔵(ごろぞう:綿引勝彦さん)は、仁三郎にあるアドバイスをします。
五郎蔵の言葉に仁三郎は、自分を捨てる覚悟を決めるのでした。
計画実行当日。仁三郎は娘を託す置手紙を残して出発します。
アジトに到着して、計画に参加する8人全員が集まったのを確認すると、仁三郎は首謀者である伴助を殺しました。
裏切りに驚く残りの6人は、容赦なく仁三郎に斬りかかります。
仁三郎は身体中から血を流しながらも、1人で全員を殺してから絶命するのでした。
寺脇康文さん演じる仁三郎さんが一途で切なくてオススメです!
とにかく仁三郎さんが、健気で健気で…愛おしさMAXです!!
感謝のきもちに対する態度が、素直というか見返りを一切求めない姿に胸が熱くなります!!
「今の自分があるのは、あの方々が居たからだ」と、しっかり受け止めて生きておられるから。
生かされている…としっかり感じておられるからか、感謝する心が全開で、すっごく明るいんです。
そして、「ありがてぇなぁ」という言葉を自然に口にできる人。
「ありがとう」を言いながら、不機嫌な顔になるってあんまりできないですもんね。
だから仁三郎さんはいつも大抵、笑顔!!←カワイイ♪
あと仁三郎さんは、亡くなった奥さんのこともとっても愛しておられます。
彼女に対しての感謝のきもちも、現在進行形で持ち続けているので、娘さんに対する愛も倍なのでしょうね。
養女に出しているので「自分が父親だ」とは言わない仁三郎さんですが、娘さんを抱き上げて間近で顔を見るところとか、かんざしをさしてあげてその喜んだ笑顔を見て微笑むところとか…!!
仁三郎さんの切ないきもちが痛いくらいに伝わってきて、涙なくしては見られません!!
娘さんを平蔵様にお願いする手紙を、仁三郎さんが書く場面があるんですが…ココがまたっ!!
一生懸命に心をこめて、できる限りの言葉を尽くして残すのです!!
その文字もまた…つたない感じが愛おしさを増して、たまりません!!
仁三郎さんの魅力…素直で、感謝するきもちをストレートに表現できる…かなぁ。
とても大好きな人であると同時に、私もこんな人になりたいなぁと思うのです。
「ありがとうございます」を、ちゃんと言えるように。
ドラマのワンシーンがAct Against AIDSで見れたこともあります!
毎年12月1日に日本武道館で行われる、岸谷五朗さんと寺脇さんが主催のAct Against AIDS。
アーティストのかたや、お笑いのかた、役者のかたなどなど、様々なかたが集まって、エイズのチャリティー活動のコンサートをされます。
今年で22回目という、歴史あるイベントです。
Act Against AIDS THE VARIETY(アクトアゲインストエイズ ザバラエティ)では、寺脇さんと岸谷さんがメイン司会をされます。
あ!もちろん、お2人の歌も聴けますよ!!
出演者のかたを紹介されるときに岸谷さんが、寺脇さんが過去に出演された作品のVTRを使われることがあるんですが…この『鬼平犯科帳 一寸の虫』の仁三郎さんが登場したことがありました。
一瞬なんですけどね♪
岸谷さんのアテレコ?が秀逸で、見事に笑いに変えられてしまうのでした!
伴助がたてた計画へ出発する前に、寒垢離(かんごり※ 神仏に祈願をこめるために、寒中に冷水を浴びて心身を清めること。 >引用元:新明解国語辞典 309ページより)する、仁三郎さん。
この世の未練を断ち切るがごとく冷水を浴びる姿に、涙腺崩壊するシーンです!!
個人的にすっごく泣いてしまう場面なので、笑ってしまう気持ちと、仁三郎さんの気持ちを想って、いつも複雑な心境になっちゃう瞬間です←お子ちゃまですね
そして、「この場面だけで、岸谷さんのアテレコ聞くと笑っちゃうんですけど、『鬼平犯科帳 一寸の虫』っていう物語本編は泣けるんです!」と…無性に叫びたい気持ちになります。
このドラマの撮影はとても寒い中で行われた…と、いうお話を聞いたような記憶があります。
仁三郎さんが鞭で打たれて水をかけられる場面は、あまりの温度差で本当に寺脇さんから湯気が立ち上がったほどだった…と。
だから余計に、叫びたくなるのかもしれません。
今年はどんなVTRが用意されているのでしょうか?
仁三郎さんは含まれていないかもしれませんが…含まれていたときにまたこんな気持ちに1人なっていると思うので、先にここで叫んでおきました(・∀・)←コラ
『鬼平犯科帳 一寸の虫』、メッチャ感動作品で大好きです!!
仁三郎さんも、大好きだっ!!