期間限定で『池上彰のJAPANプロジェクト』が配信中です!
2014年11月9日(日)にテレビ東京様にて放送された、ドラマ『紙つなげ!』。
Twitterで検索してみたら、期間限定で『池上彰のJAPANプロジェクト』が、テレビ東京ビジネスオンデマンド様で、配信されています!!
月額500円(税別)が「今なら初月無料」ということで、登録してみました。
「池上彰のJAPANプロジェクト~日本の底力スペシャル~」配信開始! #ビジネスオンデマンド http://t.co/6FklUX0j4b pic.twitter.com/BBcT6MMUVE
— テレビ東京ビジネスオンデマンド (@txbiz_ondemand) 2014, 11月 11
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登録画面で、個人情報を沢山入力しなくてはならず、驚きました。
ドラマが見たいだけなのに…と思うと、ちょっと手が止まるかもしれません。
ここまで入力するんだったら、『池上彰のJAPANプロジェクト』の配信期間中、ドラマを見まくってやるー!!と覚悟を決めたほどです。
ドラマ『紙つなげ!』。ちゃんと見たいのに、涙が止まらずよく見れませんでした。
寺脇康文さんが主演ということで、両の眼を見開いて待機していたのですが、ダメでした。
寺脇さん演じる「佐藤憲昭さん」が、8号機の傍を歩く姿を見ただけで、早くも涙が湧いて来たのです!!
どれだけドラマに集中しようとしても、意識が先に読んでいる原作をなぞってしまいます。
紙の本から受け取った想いに、演者さんたちの熱が掛け算されていく感じです。
涙が止まりません。
ドラマは、2011年3月11日に起きた震災直前の様子から始まり、半年で8号機を稼働させるまでが描かれていました。
私は寺脇さんだけでなく、メインキャストの皆さん全員に感情移入してしまったようです。
顔と役名が映し出される度に「ああ!〇〇さん!!」と、思わず声に出していました。
絶対届きはしないのに、ご挨拶しなくては収まらない気持ちになったんです。
演者の皆さんは、私が本を読んだだけでは想像できなかった表情を、沢山見せてくださいました。
その度に「ああ!〇〇さん!!」と名前を呼び、泣く…の繰り返しです。
タオルだけじゃ拭ききれず、ティッシュペーパーも箱ごと引っ張ってきて、何枚も使いました。
なんとか8号機を動かす準備が整ったとき、寺脇さんが8号機に掛ける言葉でも。
なんかなー…。
なんか、駅伝みたいだと思ってよ。
みんなが自分の持ち場で、それぞれ仕事をし、たすきを繋いできた。
頼むぞ。
>引用元:ドラマ『紙つなげ!』より
繋がってきた想いが、ぐわーっと甦ってパソコン画面なんか見えやしません!!
クライマックスはこれからだというのに!!
8号機が動いて紙が造られてゆく場面も、素敵でした!!
8号機は、使いこなせるようになるまで、じゃじゃ馬で手におえないことから、佐藤さんたち職人さんから「姫」という愛称で呼ばれています。
でも、紙を造っているときの「姫」はまさに、プリンセスのような貴賓に満ちていました。
「…綺麗だぁ…」と、口を開けて見惚れてしまうほどに。
一回で紙が造れたときの、「よしっ!」っていう寺脇さんのガッツポーズには、つられてしまいました!
あの「姫」の動きを見ていると、まさに「よしっ!」って!!手に力が入っちゃうんです!!
想像以上の迫力と、美しさでした。
「姫」、すごい…。
ドラマ『紙つなげ!』を見たからこそ、原作本もますますオススメしたい!!
このドラマ『紙つなげ!』には、原作本があります。
『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(佐々涼子著 株式会社早川書房)。
ドラマ本編では描かれなかった部分も、細かに記されています。
倉田工場長が、半年復興という言葉に込められた想いとか…無茶を言っているように、ドラマの中では見えるのですけれども、それを言えてしまうほどの信頼関係があるからなんですよね。
その他にも、紙の造り方の工程や、ドラマの中で寺脇さんが手にされていた”紙のレシピ”。
文庫本の紙が各出版社ごとで違うこと、本造りをされている方々の1冊に対する細やかなこだわりも、全然知りませんでした!!
原作本には、紙に関するいろんな想いが込められています。
読み終わると、紙が愛おしくなるんです。
「寺脇さんが演じられる佐藤さんって、どんな方なんだろう?」という、好奇心から原作本を読みました。
すると、佐藤さんのお話の中にある言葉を発見したのです。
コミックにも工夫がいっぱいあるんだ。薄い紙で作ったら、文庫本の厚さぐらいしかなくなっちまう。それじゃあ子どもが喜ばない。手に取ってうれしくなるように、ゴージャスにぶわっと厚く作って、しかも友達の家に持っていくのにも重くないようにできてる。これな、結構すごい技術なんだぞ
「ゴージャス」!!
寺脇さんと言えば、地球ゴージャス!!
地球ゴージャスは、阪神大震災が起きたとき「震災が起きた直後に、役者って何もできない。だけど、心に少しゆとりができたとき、必要になるのはエンターテイメントだ。人々の心を豊かにゴージャスにしたい!!日本中と言わず、いっそ地球規模で!!」という想いで、ユニット名を決められたと名前の由来を尋ねられたとき、お話されます。
佐藤さんのお話から、寺脇さんの言葉を思い出して、ほっこりした気持ちになりました。
佐藤さんは紙造りを愛しておられて、寺脇さんはお芝居を愛しておられる。
そっか。愛を突き詰めていくと、誰かの心をより豊かにしてあげたい気持ちになるんだなぁ…と。
このお話が大好きだったので、本編でも寺脇さんの台詞にあってガッツボーズしちゃいました。
本を読んで感じ、ドラマを見て感じる。
ドラマを見て感じ、本を読んで感じる…。
相乗効果がすごいなぁ…と、ドラマを見終わってから、ひしひしと思うのでした。