cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

こんな役の寺脇康文さんが見たい、という妄想。

妄想寺脇さん 2015年5月27日

妄想寺脇さん 2015年5月27日

 

ラジオ『桑田佳祐やさしい夜遊び』の放送から妄想発生

先日、ラジオ『桑田佳祐のやさしい夜遊び』の代行DJで、いろんな設定で様々な役をアドリブで演じられた、寺脇康文さん!

 

寺脇さんのアドリブ劇を聴いていたら、「こんな寺脇さん、見たいなぁ…」という欲が湧いてきたので、久しぶりに妄想を展開してみます。

物語を書くまでには至らなかったのですが、設定はできました!

 

底抜けに明るい、お人好し!名前は、大月 空(おおつき そら)とします。

50歳だけど、これまで定職に就いたことがない男性。

 

 

定職に就かなかったのは、競争とか派閥争いが苦手なため、誰かがクビになりそうな事態が起きると「じゃあ、僕が辞めますんで」と、仲裁に入って辞表を出してしまうから。

 

空は、絶対叶えたい夢とか希望を、特に持っていない。

ついでに、家族(妻子)も持ってない。

友だちと呼べる人も少ないけど、生きることは楽しい!という人間です。

 

 

オムニバスで…各回に主役は別にいて、主人公の空は脇役みたいな感じです。

なぜ脇役っぽいかというと、毎回、空の働く場所が変わるから。

そして、その職場の1人が各回の主役になります。

…わかり辛いですね…。

 

 

妄想物語はこんな感じです

■和音の場合

 

舞台は、商社の営業。

バリバリの仕事人間な30代の女性・松永和音(まつながかずね)が主役です。

 

男性ばかりの職場で働く和音は、常に負けないようにと神経を尖らせていた。

ミスをしないことはもちろん、どんなに仕事が忙しくても、誰にも頼ろうとしない。

1人で遅くまで残業したり、家に仕事を持ち帰って"完璧"であろうとし続ける。

 

実家暮らしの和音は、両親から「無理しないで」と心配されているが、「忙しい部署で働いているんだから、これくらいは当たり前!」と聞く耳を持たない。

 

"完璧"な自分ではあるが、職場ではどこか浮いている、和音。

その違和感を拭うために頑張るが、逆に異質であることが浮き彫りになってしまう。

なにが原因かわからないまま、イライラだけが募ってゆく。

 

そして和音のイライラは、パート事務員の空へ向けられる。

 

見積書と請求書のフォーマットを間違えて作成したり、相手先に持って行く資料のコピー枚数を間違えたり…ミスをすることが多い(と感じられる)からだ。

 

「どうしてもっと、ちゃんとしないんだろう!」と、和音は怒りを覚える。

しかし、空の周りには営業員たちが集まって、談笑することが多いことに気づく。

ミスをしても、叱られはするがフォローしてもらって大事には至らない。

 

なにより営業員たちが、空を必要としていることが伝わってくる。

「え?ちょっと、おかしくない?私、こんなに頑張ってるのに…なんで?」と、悶々とする和音。

 

飲み会で空と話をする機会ができたとき、和音は酔った勢いで日頃の恨みつらみを空本人にぶちまける。

すると「それは、しんどいですね。1人でそんなに頑張っておられるなんて、大変でしょう…お疲れ様です」と、空に労われてしまう。

 

完璧にできることは、素晴らしいけど、周囲にいる人に助けてもらうのも、悪いことではない…ということを、空から教えてもらう、和音。

 

労ってもらったことと、空からのアドバイスで、肩の力が抜けた和音は、それまでより幾分楽に仕事に取り組めるようになったのだった。

 

 

■直生の場合

 

舞台は、コンビニ。

夢も希望も持っていない、20代の男性・西岡直生(にしおかなお)が主役です。

 

フリーターの直生は、コンビニのバイト仲間として空と出会う。

 

大学で就職活動をしたものの、内定がもらえないまま卒業してしまった。

周囲の友だちは、正社員として立派に働いていたり、結婚して家庭を持つ者もいる。

焦りが増してゆく、直生。

 

バイトをしながら正社員の求人を見つけては、面接を受ける日々。

しかし、テキスト通りの受け答えを繰り返す内、「自分は本当は、なにがやりたいんだろう?」と、わからなくなっていた。

 

立ち止まって考えてみると、自分には夢も希望もないことに気づく。

「このままでいいんだろうか?」と不安を覚える直生は、バイト先の空に相談する。

いつも笑顔で、底抜けに明るい空に、前から興味を持っていたのだ。

 

すると「あー…僕は今まで、定職に就いたことないからなぁ」と、笑い飛ばされてしまう。

「え?そんなので、大丈夫なんですか?」と、なにが大丈夫なのかわからないが、直生は反射的に問い返す。

 

「僕にはこの生き方が合ってるし、毎日が楽しかったら充分だよ。自分に無理して、生きることを嫌いになるよりは…まぁ、いいかなぁ…」

そう言って、ふわりと笑う空を見て、「そっか。夢とか希望とか、特に持ってなくてもいいんだ」と、直生は妙な安心感に包まれたのだった。

 

 

…という感じで、生きるのに苦しかったり、不安を覚えている人が、空と関わることで、肩の荷を下ろして歩き出せるようなお話が、見たいのです。

 

上では、主役となる人の側ばかり書いてますが…空に気持ちを吐き出す前に、もっとガッツリ空と関わってもらって、空の不思議な雰囲気を体感?する場面があればいいなぁ。

 

「当たり前って、当たり前じゃないし、別の考えがあってもいいよ」みたいな。

「生きることを嫌いにならなけりゃ、それだけで充分だよ。やっていけるよ」と…寺脇さんに、言って欲しいだけなのかもしれません。

 

 

あ!

空の髪型は、おとなし目の茶色で、少し長めだと嬉しいです!

ふんわりした感じのっ(*ノ∀`*)

 

…妄想は果てしなく続くのでした。