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私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

舞台『MY FAIR LADY マイ・フェア・レディ』東京公演ネタバレ感想-2016年7月16日

舞台『MY FAIR LADY マイ・フェア・レディ』東京公演ネタバレ感想-2016年7月16日

舞台『MY FAIR LADY マイ・フェア・レディ』東京公演ネタバレ感想-2016年7月16日

 

東京芸術劇場で『マイ・フェア・レディ』を観劇してきました!

2016年8月10日(日)まで、東京芸術劇場で上演されている、舞台『MY FAIR LADY マイ・フェア・レディ』。

東京公演の後、名古屋・大阪で地方公演が行われます。

 

名古屋公演は、2016年8月13日(土)~2016年8月14日(日)まで、愛知県芸術劇場 大ホールにて。

大阪公演は、2016年8月20日(土)~2016年8月22日(月)まで、梅田芸術劇場 メインホールにて行われる予定です。

 

今回は、2016年7月16日。

東京芸術劇場で行われた、夜公演の感想を書きます。

ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。

 

 

夜公演のイライザは、真飛聖さんでした。

そして、ヒギンズ教授を寺脇康文さん。

ピッカリング大佐を、田山涼成さん。

ドゥーリトルを、松尾貴史さん。

ピアス夫人を、寿ひずるさん。

フレディを、水田航生さん。

ヒギンズのお母さんを、高橋惠子さんが演じられました。

 

3年ぶりの『マイ・フェア・レディ』!!

ヒギンズ教授が大好きだったので、楽しみで仕方ありません!!

 

ヒギンズ教授の子どもっぽさが増してて最強!!

ビックリしたのは、ヒギンズ教授の無邪気さです!

子どもっぽさが倍増し、”ヤンチャ坊主がそのまま大きくなった”感じ。

喜怒哀楽が激しくて、笑ったり、怒ったり表情も動きも豊かでした!!

 

基本…楽しむことに全力を費やしていて、悩んだり、考え込むのが苦手。

人の意見(言葉)も自分の考えに変換して解釈し…相手の気持ちはお構いなしに、どんどん話をひっくり返していきます。

 

そして、相手が自分の考えに納得し(納得せざるを得なくなって)、考えを変えるのを見て、なにより面白がっている様子。

そこに悪気は無くて、単に全力で楽しんでいるようです。

 

そのとき相手が悲しくなったり、嫌な想いをしていることは、わからない…想いもしていない感じで。

 

イライザに対しても、終始その態度。

見かねたピッカリング大佐とピアス夫人に諭される場面では、ふくれっ面でイライラして…「ヒギンズ教授、子どもですかっ!?」と、ツッコミを入れたくなる可愛さでした。

 

また。

イライザが何度教えても「ひ」と上手に発音できないことに対して、ヒギンズ教授は椅子の上で逆立ちする勢いでからかいます。

…そこまで、“できない”ことを思い知らせるなんてなー。

大人として、どうなんだろう?

 

弟子がいたこともあるようだから、先生らしくもできるのでしょうが…ヒギンズ教授はイライザに対しては、家族の前で以上に素の部分を出している気がしました。

それが、気を許してるってことなのかな。

 

それがどういう意味なのか、ヒギンズ教授は随分長い間気づきません。

…ヒギンズ教授の一挙手一投足から目が離せなくて、イライザがヒギンズ教授にときめいた瞬間を、見逃してしまったくらいです。

 

ヒギンズ教授とピッカリング大佐、ドゥーリトルのやり取りがたまらん!

前回とても好きだった、ヒギンズ教授とピッカリング大佐、ドゥーリトルの掛け合い。

今回もテンポよくて、笑いっぱなしでした!!

この3人なら、いつまでも会話が続く気がする。

 

物語の展開上、一度しか観ることができませんが、だからより大好きなのかもしれません。

男同士でワチャワチャと話すのを観ているの、とても楽しいです!

 

ドゥーリトルの酔いっぷりは、100年物くらいに浸っているし。

なのに…だからこそ、しっかりしている金銭感覚?だし。

独自の信念で、ヒギンズ教授さえ感動させてしまうほど。

 

そんなドゥーリトルに、興味を惹かれまくりのヒギンズ教授が、可愛いくて。

そのうちドゥーリトルの一言一句を、メモりそうだなと妄想して、ニヤけました。

 

唯一常識あるピッカリング大佐は、2人に振り回されっぱなしで。

その表情が、なんとも哀愁漂っていて、キュンとします。

…常識持っていると、こんな場面で損した気分になりますよね。

 

初対面なのに、昔からの友だちみたいになっちゃう、ヒギンズ教授とピッカリング大佐とドゥーリトル。

もう本当に掛け合いのテンポが絶妙で、たまりません!!

 

セリフや歌詞が随分変わっていました

「あれ?ここ、こんなだったっけ?」、「あ!好きだったあのセリフが無い」などなど。

3年前の公演とは、随分セリフが変わっていました。

 

イライザが初めて「ひ」と言える場面で好きだったセリフ。

「品のある、広い、額」が、「ひかりあふれ、ひばり、ひらり」(だったっけ??)に変わっていて、少しションボリ。

 

その変わり、ヒギンズ教授とイライザ、ピッカリング大佐のダンスが勢いよくなっていたかもしれません。

「ひって言えたぞ、バンザーイ!」みたいな。

 

あと。

ヒギンズ教授の歌で「女と暮らせば」…が、「女と過ごせば」に変わっていたように思います。

「くらせば」の耳心地がよかったので、残念です。

 

聴き慣れるんだと思うのですけども。

 

自分の記憶が、都合いいように改竄されているかもしれないので…「3年前の公演のDVDがあれば…」と、悔やまれてなりません。

今回もDVD化はされないのかなぁ。

 

叶うなら、DVD化を希望します!!