寺脇康文さん演じる碇貞夫さんのガサツさがイイ!
宮部みゆきさん原作のミステリー小説『火車』が、2011年11月5日(土)21時からテレビ朝日系列でスペシャルドラマとして放送されました。
この記事は、そのドラマの感想を書いています。
主人公の警視庁捜査一課刑事・本間俊介役を、上川隆也さん。
本間刑事の相棒・碇貞夫役を、寺脇康文さんが演じられました。
そして、本間さんの親戚の男性と結婚直前に失踪してしまった謎の美女・新城喬子役を佐々木希さんが演じられています。
冷静沈着(に見える)本間さんとは違い、ちょっとガサツで熱い雰囲気の碇さんがツボでした。
いい意味で、男臭い感じがたまりません!!
また、子どもたちと遊ぶときに見せる、やんちゃな表情はとびきり優しくて、やわらかくて素敵でした!!
大人なんだけど、子どもの気持ちを理解して、同じ目線で一緒に遊べる人です。
静の本間さんと動の碇さんのコンビがたまりません!
足を怪我をして休職中の本間さんは、リハビリと子育てに明け暮れる日々。
しかし息子の距離感が掴めずに、遠慮がちに接しています。
しつけは厳しそうですが、基本は息子さんの気持ちを汲んであげているように見えました。
そんな本間さんのイメージは"静"。
活発に仕事をされている場面が、少し描かれただけなので、静かに淡々と毎日を過ごしている姿の印象が強いです。
逆に碇さんは、"動"のイメージ。
思いついて「こうする」と決めたら、即行動に移してしまう人です。
感情表現が豊かで、子どもたちと自然に遊んだりもできる陽気さを持っているので、特に"動"の印象が強いのかもしれません。
ドラマの中では休職中の本間さんを、碇さんがサポートして事件が解決してゆきますが…できれば、仕事に復帰した本間さんと、碇さんのコンビプレーを見てみたいです!!
壮絶に魅力的なコンビの誕生だと思うのですが…無理かなぁ。
携帯電話とかなくても生活できてたもんなぁ
1992年頃の時代を、リアルに再現されているのにも、驚きました。
町並みとか、衣装とか…家の電話とかも「そうそう!こんな感じだった!」と懐かしく思うものばかりです。
ネットも、携帯電話もない時代。
本間さんや碇さんのメモをとる…という動作が、愛おしく思えました。
また、連絡がつきそうで、連絡がとれなかったりするもどかしさも、なんかいいなと思います。
繋がったときの喜びが…今よりも強い気がして、なんかイイ!!
本間さんの自宅に、碇さんが何度も足を運んで、まったり話ができるのも、この時代ならではだなぁ…と思って、にやけました。
ネットや、携帯電話がないからこその、時間…みたいな。
本間さんの前でだけ見せる、碇さんのべらんめぇな雰囲気もたまりませんでした!
…このお2人のドラマ、また見られるといいな。