ゆびにのこるかおり。
この作品のタイトルです。
それは、
本当に指に残ってる香りでも
あるのだろうけれど。
私が思ったのは、”ゆび=魂”
なんじゃないかな、と。
記憶っていうものは、大事
だけれど、記憶として残る
以上に、大切なものがある
ってことなのかな、と。
例えば、6時間しか記憶が
残らなくても、忘れない
”なにか”が、必ずある。
例えば、長い年月。
思い込んでいた記憶は、
間違いだったかもしれない。
だけど、魂には残ってるんだなぁ。
かおりという名の”愛”が。
魂だって、記憶だって、
愛だって、かおりだって、
確かなものはなんもない。
信じるか、信じないか。
あと、
強く想うか、想わないか。
だけなんじゃないかなぁ。
魂に残るくらいの愛ってやつは、
ただ想ってるだけじゃ弱くて、
やっぱり伝えたり、行動する
のがいいんだよ、と。
教えていただいた気がする。
不器用だとか、遠慮だとか、
自分のキャパ超えてるとか。
そんなの関係ないんだよ。
自分が感じた”愛”ってもんを、
この短い人生ん中で、自分が
信じて伝えてってやんないで
どーすんだ!
勇気がないってんなら、背中
バシバシ押してやる!
だから、悩んだりしてんな!
悩んでる時間もったいねーぞ!
いけいけ!どーんと愛を叫ん
じまえ!!
と、登場人物たちが叫んでる
気がした。
そして。
私も、もっと叫びたいなぁと、
思った。
多分、きっと。
今、記憶を失くしても、
絶対変わらない”好き”がある。
それをもっともっと、大切に
しなきゃな、って思った。
この作品に出会えたことに、感謝です。
皆様、ありがとうございました。