舞台『HUMANITY(ヒューマニティ)』は席によって観え方が違う!
2006年5月に新宿コマ劇場で上演された、地球ゴージャス公演vol.8 舞台『HUMANITY THE MUSICAL ~モモタロウと愉快な仲間たち~』の感想になります。
※2015年6月1日に加筆修正しました
2006年5月26日の席は1扉2列19番です。
「端っこだろうなぁ…端っこだよなぁ…」と思って行ったら、もう端も端…(涙)。
横に伸びたステージが、目の前にある位の位置でした。
正面のステージも、手を伸ばせば届くんじゃないか?って位。
コマ劇場って、初めて来たのですがデカイですね。舞台も客席も。
舞台は今までに見た事無いカタチで、中央が出っ張ってて”花道”なる舞台がニョキッと客席中央に伸びています。
私「ああ…歌舞伎とかで見るヤツだ」(←知識の無さ浮き彫り状態)
深く椅子に腰掛けて、何気に間逆の同じ位置の席を見ると、舞台と被っている…?
いや、なんとか見る事はできるんですが…物凄く弓なりになっているステージである事が、この時点で分かります。
次に後ろを振り返ったらば、2階席は無く階段状に並んだ客席がズラリ。
落ち着いた紅いシートが徐々にお客様で埋められてゆきます。
私「こんだけの席が埋まるって、スゴイなぁ…」
改めて”地球ゴージャス”の偉大さに気付かされました(←いや、その他の皆さんのお力もあってこそなのですが)。
すると、目の前の席に係りのお兄さんがやって来て、座っているお客様となにやら密談。
そしてしばらく話してから、徐にお兄さんとお客様が立ち上がり、花道の脇の席へ移動されました。
その光景を目の当たりにして、私とEさんは、
私「なんでー!なんでー!!」
Eさん「ほんの数十センチしか違わんのに、私等だって移りたい!!」
と、本心を吐露してました(笑)。
どうも一番前の席はスピーカーの音が大きくて、耳に異常をきたしてはいけないという、配慮があったみたいです。
Eさん「でもホラ、これで結果。一番前の席じゃん、私等!」
私「そうっスよね!!」
あくまで物事前向きに考える事にして、舞台の幕が上がるのを待ちました。
リアル寺わんこに萌えまくりましたっ!!
舞台『HUMANITY』のネタばれを含みますので、ご注意ください。
なお、台詞部分は私の脳内で加工されている可能性がありますので、まるっと本気になさらないようお願いいたします。
台詞部分は、地球ゴージャス公演vol.8 舞台『HUMANITY』からの引用です。
開演のブザーが鳴り、会場全体が暗闇に包まれると、目の前を黒い人影が通り過ぎました。
目の前なので、本当によく見えるんです(苦笑)。
その人影が中央に立ち、スポットライトを浴びてから「ああ、唐沢寿明さんだったのか」と気付きました。
ほぼ真横から観ている私は、唐沢さんの裏で懸命にお仕事をされてる、黒子さん達の姿もよく見えます(←唐沢さんを観てください)。
唐沢さんは寝て、夢を見ている設定。
そこに人形が2体出てくるのですが、その声を寺脇康文さんと岸谷五朗さんがされています。
私「カワイイ、カワイイぞっ!寺脇さん!!」(←ファンバカモード全開中)
どちらかというと、黒子さんに目が行っている私の目の前を、また人影が…パッと辺りが明るくなってから、それが戸田恵子さんだという事が分かりました。
唐沢さんと軽快なやりとりがあってから、暗転。
耳をつんざくような音がして(あのね、2列目でもスピーカーの威力は変わらんよ?)、顔を歪めてる間にアンサンブルの皆さんが登場。
CDに収録されている”びくびく人間”の曲に併せて、激しいダンスを披露してくれました。
正直、この日は迫力に押され気味で第一印象が「なんじゃ、こりゃぁ!?」になってしまっていました。
観ている私よりも、アンサンブルの皆さんのパワーがビシバシ投げかけられて、「うっ、これは辛い」って感じです。
うーん。表現が下手ですね。
とにかく、今までにない位近くで観ている私としましては、迫力負けしていたのです。
そうでなくとも、かつてない人数の皆さんが激しいダンスを展開している訳ですから…普段なら身を乗り出して観るのを、今回は半身引いて観てました。それでも怖い(笑)。
その中で、能見達也さんの顔が見えました。
前回の地球ゴージャス公演の舞台『クラウディア』で小池クンを演じておられた、役者さんです。
舞台『さくらのうた』の鈴木クンを演じておられるときから、気になる役者さんではあったのですが、意識してから観るのは初めてでした。
これがまた、近い!!!そして、細い!!!
アンサンブルの皆さんは、男性も女性も黒のスーツ姿だったんですが、能見さんのウエストは隣で踊ってる女性より細いか、同じ位でしたよ(泣)。
どうやったらそんな細くなるんだか…羨ましい。
「能見さんと比べちゃダメよ」と、後で友達に言われました。
それにしても、あんな細っい身体で、よくもあそこまでパワフルに動いて踊れるなぁ…。
ちょうど寺脇さんが出ておられないシーンだったので、安心して能見さんに集中して観たりしました(←嫌っ、浮気よ!浮気っ!!…笑)。
この日はただただ呆気にとられるだけのこのシーンですが、回数を重ねて観る度に大好きになりました。
ただし、歌詞が全然分かりませんでした。
音の大きさに圧倒されて、私の耳では聴き取れなかったのです。
後でCD聞いて…「ああ、こんな風に歌ってたのね」ってわかりました。
唐沢さんと高橋由美子さんが登場して、次の場面へ。
二人の関係がコミカルな歌”このままでいて、ね”を交えて、紹介されます。
歌が終わると、また眠りにつく唐沢さん。
そこにまたまた、2体の人形が現れて無理やり唐沢さんを、夢の世界に引きずり込んでしまいます。
寺脇さんの声「桃から生まれた、種太郎」
岸谷さんの声「さあ、鬼が島に出発だ」
唐沢さん「そんなトコ、行きたくねぇよ!」
そう叫んで、舞台の中央に立つ唐沢さんは、桃太郎のコスチュームに早変わりされていました。
会場からは、笑いと驚きの声が上がります。
”桃太郎”の物語の中で、”種太郎”として主人公を務める事になってしまった唐沢さんは、嫌々ながら歩き始めます。
唐沢さん「歩くのか…でもこのまま行くと、なんか出そうだなぁ…嫌だなぁ」
寺脇さん「種太郎さん、種太郎さん」
舞台中央の回転する舞台から、寺脇さんが”わんこ”の格好で登場です(*≧∀≦*)。
私は一人、心の中で…いや、口に出してたかもしれません。
「いやぁーっ!!カワイイィィィィィっ!!!(←黄色い悲鳴)」と。
”寺脇さん=わんこ”。
勝手に妄想してきた私にとって、これ程の衝撃というか、喜びはありませんでした。
だってね、考えてみてくださいよ。
現代劇とかドラマでですよ?どうやったって寺脇さんが”わんこ”になる状況って、無いじゃないですか?!
それが、それが今こうして―…(感涙)。
妄想してる分にはいいけど、実現するなんて思ってなかったモンね!
もう本当に、”我が人生に悔いなし!!”ですよ!!
”寺わんこ”…うーん。
愛おし過ぎっっっ(*>▽<*)b
あんまり近くで観てたので、寺わんこのシッポが目の前を行ったり来たり…何十回と「さ、触りたい…」って思いました!
かろうじて理性を保てましたけどね。
すんごい、カワイイのっ!もふもふだしっ!!大好きだっっっ!!!
個性的なキャラクターで展開される"桃太郎"の物語
歩いてゆく唐沢さんの後を、「きびだんごくださいな♪」とついてゆく寺わんこ。
ところが、唐沢さんの答えは「嫌だ!」の一点張り。
寺脇さん「オイオイ、そんな事されたら物語からカットされちゃうワンよ」
唐沢さん「なんだ?カットって」
寺脇さん「(鼻で笑って)これだから素人は困るワンよ。主要キャラに選ばれなかったらカット!カットされてしまうんだワンよ」
「馬鹿馬鹿しい」と相手にしない唐沢さんに、業を煮やした寺わんこは手下を呼ぶために指笛吹くのですが、鳴らないのです(笑)。
唐沢さん「(指笛が)鳴ってねぇじゃねぇか!」
寺脇さん「犬笛です!!」(キッパリ)
寺わんこの手下たちは、唐沢さんを倒そうとするものの、逆に巧く操られて負けてしまう。
寺脇さん「くっそぉ~ダメルシアン(←ダルメシアンと掛けているらしい)共めっ!!」
今度は自分がっ!!と、唐沢さんに飛び掛る寺わんこでしたが…
唐沢さん「伏せ!」
寺脇さん「ワン♪」
コロンと寝転がってお腹を見せて、唐沢さんに擦ってもらう(←激カワです!!)。
寺脇さん「ね?ね?お腹擦られると、足がキュッキュッキュッてなるの♪」
唐沢さん「(呆れている)」
寺脇さん「(ハッ)何が、キュッキュッキュだ!!」
唐沢さん「お前が言ったんだろうが!」
寺脇さん「骨を返せ!」←寺わんこの武器が唐沢さんの手元にあった
唐沢さん「ハイ(と、寺脇わんこが居る場所の間逆に投げる)」
寺脇さん「あっ!!」
走って取りに行って、唐沢さんに飛び掛るかと思いきや―…
寺脇さん「取って来たワン♪」と、骨を唐沢さんに渡してまたコロンと寝転がる。
お腹を擦ってもらって、ご満悦な寺わんこ。
寺脇さん「ね?キュッキュッキュッてなるでしょう??」と、幸せそう(笑)。
今度は唐沢さんが業を煮やして「もうあっち行けよ!!」と、寺脇さん達を追い払ってしまうのでした。
わんこの仕草が細かくて、にやにやが止まりませんでしたっ!
寺わんこは、観てるだけで幸せになりますっ!!
続いては、お色気満載の蘭香レアさんが雉として登場。
”種太郎さぁ~ん”の歌で唐沢さんを誘惑し、見事きびだんごをGETします!
キレイ過ぎます。踊りも華麗だし…同じ女ですが、うっとり見惚れておりました。
そりゃ、こんな女性に迫られたら、きびだんご位渡すわな(笑)。
ここでまた、中央の舞台が回転して会社の会議室?のような場所が現れます。
重役達がモニターを見つつ、話し合いをしていてそこに新商品開発チームが作った製品に、1件のクレームが来たという話が持ち上がるのです。
そのクレームの話の中では、美人の写真として高島礼子さんの写真が、眠気に襲われている顔として山田花子さんが写真で登場されます。
それからそれから、クレームを言ってきた女性の写真には、なんと!女装した西村雅彦さんがっ!!
これがまた、妙に似合ってて可愛かったなぁ。
「クレームを受けるなんて、この商品が欠陥だ!」と会議で決まって、開発チームは解雇されます。
アンサンブルの皆さんが登場して、クビになるのを恐れつつ”これが大社会”を、歌い踊ります。
そして、唐沢さん達の”第116製作部”が次の新商品開発チームに任命されるのでした。
「どうしよう」と言って、右往左往する人々に秘書(なのかな?)が、有能な人材を3人紹介します。
スーツ姿の犬山さん(寺脇さん)と、地味×地味なOLの雉谷さん(レアさん)、そして猿渡さん(植木豪さん)が登場!
現実世界で夢の中の登場人物が全員揃ってしまい、混乱する唐沢さんがとっても笑えます。
豪さんの自己紹介が途中で中断すると、またまた夢の世界へ―…。
アンサンブルの皆さんが、豪さんの衣装をひっぺがすと、猿の衣装になり”ダンサルズ”の歌に乗って、激しいダンスの始まります!!
いや、圧巻でした!豪さんのダンス!
間近で観た所為か、余計にキました!!
豪さん一人でも十分なのですが、数人のダンサーさんと混ざって踊ると、迫力が加わって惹きこまれました。
いやはや、さすがでございます。
曲が終わると同時に、舞台中央から種太郎の衣装に着替えた唐沢さんと、寺わんこ、そして雉レアさんが登場です。
寺脇さん「やった、踊りきった(←踊ってないのに)」
唐沢さん「すげぇ疲れた」
豪さん「なんだよ!踊ってねぇだろっ!!」
寺脇さん「見て、足プルプルしちゃって(←わざと足を震わせる)」
そんな寺脇さんに、豪さんがツッコミを入れる(笑)。
テンポあって、楽しい場面です。
寺脇さん「さあ!鬼が島に向かって、出発だ!!」
3人は行く気満々なのですが、唐沢さんは舞台の端で、ダダをこねています。
唐沢さん「行きたくなぁ~い、行きたくなぁ~い♪」
寺脇さん「ホラ、おじさん。行くよ!」
唐沢さん「おじさん?」
渋々、列の最後に並んで出発。ところが…
寺脇さん「めっめっめがねは良いめがね~♪」
唐沢さん「オイ!歌が違うだろう!!」
寺脇さん「あ!(←わざとらしく気付いたフリ…爆)はっとっや~♪」
唐沢さん「オイッ!!」
と、とにかく滅茶苦茶(笑)。最終的に、
寺脇さん「種太郎さん、種太郎さんっ♪」(←メロディは”桃太郎さん”です)の、リズムに合わせて行進開始。
ここで暗転。
戸田さんが登場して、会社に行くように唐沢さんを起こします。
中々起きようとしない、唐沢さんに…
戸田さん「アタシが目覚まし代わりに、歌を歌ってあげよう!」と、”朝子の朝の唄”を熱唱
唐沢さん「(飛び起きて)ねえっ!今朝だよね?丑三つ時じゃないよね?!」
戸田さん「あら、おはよう」
それから二人のやりとりがあって、”純愛”と”ストーカー”の話になります。
戸田さん「昔は好きな人の家の前で、その部屋の明かりが消えるのを確認してから、ようやく安心して”おやすみ”と呟いて、家に帰ったものよ?それが男の純愛だったの!それが今では、”ストーカー”だなんて呼ばれて純愛とごちゃまぜにされちゃったの!それは、”愛してる”って大切な言葉を乱雑に世の中が使いすぎた所為だわ!」
ココで言っても、「後付だぁ」と思われるだろうが、この話。心友とも以前した事があります。
どこまでが”純愛”で、どっからが”犯罪”なんだろうか?と。
今って、何やっても犯罪呼ばわりされそうで、とても怖いよな…って。
セクハラにしてもそうだけど、「好きな人」にされる分は良くて、「嫌いな人」にされると犯罪になっちゃいます。
「スキンシップ」なんて言葉は、社会においては既に死語で、当たり障りなく…どちらかというと、男性が女性に気を遣いつつ仕事してる感じです。
いや、男尊女卑までいっちゃうと困るし、現時点でも「昔とちっとも変わってないわ!」と言われる方も多いと思いますが…。
とりあえず”好き”って想いを伝えるのは、難しくなってきてるなぁ…って感じます。
ま、小難しい事を考えずに想いを伝え合って、”幸せになりました”ってのが理想なんですが。
大事な言葉を乱雑に使うと、本当の本当にその言葉を使った時に、薄くなる感じがしませんか?
自分は、「この人ただ一人!」と思って「愛してる」って言葉を使ったとしましょう。
でも相手が「愛してる」って言葉を日常茶飯事に聞き慣れてたら、それは「おはよう」とかと同じレベルの言葉になってしまうのですよ。(←いや、おはようも大事なのだが)。
それって、どうよ?みたいなね。
すみません。また話が逸れました。
そして、ここで舞台を半分ずつ使って、左側が戸田さん。
右側に高橋さんが登場して、”ぞぞぞの唄”を歌います。
その間、唐沢さんは歌ってる人の方に行ったり来たり。
歌い終わりと同時に、三人は舞台からハケます。
中央の舞台が回転して、先程の会議室のような場所が出現します。
そこでは、新商品開発メンバーが取り組んだ商品の発表会が行われて、”サイエンス”の歌が唄われます。
中々に、面白い新商品だと思いましたよ。コレは(笑)。
ところが研究が失敗してしまい、社長様から「解雇」を言い渡されてしまいます。
「明日は我が身」の”第116製作部”。
ここで”びくびく人間 Reprise”を歌って、危機感をあらわにします。
台詞を曲に乗せてテンポよく喋りながら、尚且つ上下に…一緒になって首を振っていると、頭痛が起きそうな程です。
これを、細っい能見さんがやってるの見たら、”折れちゃうから、折れちゃうから”と肝を冷やします←まだ言うか?!
”第116製作部”は、「さりげなく辞退しょう」という結論に達します。
会議室では、続きましての商品が登場。
CD”エグゼクティブ”が使われます。
色んな商品が紹介されるものの、ことごとく社長様から「解雇」を言い渡される社員達。
”第116製作部”は、益々「早く辞退をしよう!」とします。
ここで”これが大会社 Reprise”が歌われます。
「さりげなくだよ」
「社会の渦に紛れて」
「逃げよう」
ところが、重役から「何をしてるんだ?」と聞かれて、高橋さんが
高橋さん「私達は、辞退する事を検討しております!」
なんて言っちゃうもんだから、「クビだ!クビだ!!」と周りの社員達に追い詰められてしまうのでした。
暗転すると、どこからともなく「種太郎さん♪種太郎さん♪」の歌声が響いてきます。
基本的に、”舞台は前”を向いて観てしまう私は、Eさんに教えてもらえるまで、ひたすら真っ暗なステージを見続けていいました。
でもそのとき、種太郎一家は花道を歩いていたのです…。
Eさん「本当に、どうしようかと思いました」(←すみません…号泣)
Eさんに教えてもらって「わたわた」しながら、花道を見ると種太郎一家が、一列になって歩いてくるではありませんか!?
唐沢さん「オイ!それ止めてくれないか?」
寺脇さん「何がです?」
唐沢さん「ずっと名前呼ばれてる、俺の身にもなってくれよ」
寺脇さん「でも、俺だったら…犬~さん♪犬~さん♪になっちゃうし、コイツ(豪さん)だと猿~さん♪猿~さん♪になっちゃうし、コイツ(レアさん)だと、雉~さん♪雉~さん♪ってなんか、おじいちゃんみたいでしょ?」
唐沢さん「じゃあ、やっぱりアレしかないのか?」
寺脇さん「そうでしょっ☆」←ココの寺脇さんが萌えます(≧▽≦)!!
ここで”種太郎さん”が歌われます。
(あれ?うすばかげろう三羽ガラスはどこで出たんだっけ??)
ちなみに、Iさん情報ではこのシーンで寺脇さんが「俺だったら…猿~…(ハッ)違う!」というNGがあったりしたようです(微笑ましいワ♪)。
舞台に到着した種太郎一家は「休憩だぁ~」と、腰を下ろします。
ここでようやく、岸谷五朗さんの登場です!
しかし中々 種太郎一家に気付いてもらえず、挙句坂道を滑り落ちてしまいます(爆)。
この日は初めて観たので、「うわ!岸谷さん、ホントに落ちた!?」とビックリしました!
だって、何気に「ゴツン」と鈍い音が…大丈夫だったんだろうか…。
唐沢さん「よし!行くか!」と、立ち上がっる
岸谷さん「(うんしょ、うんしょ)」と、坂道の下からよじ登ってくる
寺脇さん「(それを発見)あれ?!誰か居ます!!」
唐沢さん「皆、手伝ってやれ!!」
寺わんこ、雉レアさん、豪サルさんに助けられた、岸鬼さん(←すんません。略しますね)
は皆から「大丈夫?」と心配される始末(爆)。
寺脇さん「どうしたの?」
岸谷さん「………すべっちゃった」と、照れる←カワイイ
坂道をチラッと見て、恥ずかしそうに呟く岸谷さんがツボでした(笑)。
岸谷さんを置いて、先へ進もうとする種太郎一家。
岸谷さん「ここが鬼が島だ!」と、高らかに宣言
手下を集めて、”それいけ!鬼レンジャー”を熱唱されます。
それから、「鬼レッド!」「鬼ブルー!」「鬼ブルー!」「鬼レッド!」「鬼レッド!」と、5人が自己紹介するんですが…
寺脇さん「二色しかいねーじゃんか!」
唐沢さん「(すごく冷静に)ま、赤鬼と青鬼しか居ないからな」と、ツッコミ
ひるんだ鬼レンジャーは、舞台の片隅で何やら「ヒソヒソ」。
寺わんこが近付くと、
岸谷さん「だからさぁ、赤、青、赤って間に挟めばいいじゃん」と、反省会中(爆笑!!)。
寺脇さん「現場で反省会してんなよ!誰か班長とかいねぇのかよ?」
鬼レンジャー全員「ハイ(挙手)」
寺脇さん「誰か一人にしろよ!」
岸鬼さんを除く鬼レンジャー「じゃあ…(と、岸鬼さんを推薦)」
寺脇さん「”じゃあ”ってなんだよ、”じゃあ”って…」
岸谷さん「あの…自分、全責任とるしぃ~」と、小刻みに頭を左右に振りながら
寺脇さん「お前は田舎の不良か!!」
こっからまた、鬼レンジャーvs種太郎一家の戦いが繰り広げられるのですが、まあ笑いなくしては観られない場面です。
緊迫…というよりは「ほのほの」した戦いのシーンが続くかと思われた時、いきなり黒い鬼の群集がなだれ込んできます。
両サイドのステージから、花道から…びっくりする程に…
岸谷さん「鬼だ!逃げてください!」
寺脇さん「何言ってんだよ!お前も鬼だろ?!」
岸谷さん「一緒にしないでください!あいつらは”悪い鬼”と書いて悪鬼(あっき)。
私達は”良い鬼”と書いて良鬼(よしき)です」
寺脇さん「随分、人間ぽい名前だなぁ」
種太郎一家と岸鬼さんは、結局その渦に巻き込まれてしまうのでした。
ここで”Dance Of Ogre”が使われます。
曲が終わると、真っ白い大きな幕が「ザンッ」と上から落ちてきて、そこに「HUMANITY」の文字が書かれていました。
でもこの日は、悪鬼の一人が幕の外に残っちゃって…「あやや…どうするんだ??」と思って見守っていたら、こっそり自分から幕の中に入って行かれました(苦笑)。
生ですからね。色んなハプニングがあるものです。
ココで一旦、20分の休憩が入ります。