cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

舞台『ラヴ・レターズ』観劇レポ

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『ラヴ・レターズ』感想1 2003.6.19

運良くGET!したチケットでもって、舞台観劇に行ってきました!!

超、よかったっスよ(>▽<)♪

用意されたのは、客席に向けられた椅子が二脚とその間に丸いテーブル。

テーブルの上には水差しと、二つのコップが置かれています。

一瞬、場内の照明が消え、純白の衣装に包まれた寺脇康文さんと戸田恵子さんが登場!

お二人は、客席に向って一礼すると、用意された椅子にそれぞれが腰を降ろされました。

ゆっくりと始まる朗読。

場内は一気に寺脇さん達の世界に惹き込まれて行きます。

朗読される内容は、アンドリュー(寺脇さん)とメリッサ(戸田さん)の手紙のやりとりです。

まず始めの手紙は、小学生の頃の…

少しだけ子供っぽい寺脇さんの声に思わず「カワイイっ!」と声を上げそうになりました♪

それからも息の合った間と、朗読のやりとりでお二人はどんどん私達を世界に巻き込んでいってくださいます。

ちょっとしたセリフの言い回しとかが絶妙で、思わず場内に笑いがこぼれるんですよね。

すっごい温かい、いい雰囲気なのです。

それから徐々に二人(アンドリューとメリッサ)は成人してゆく訳ですが…

私の一番好きなシーンが、あります♪

それは、メリッサがとあるパーティーで酔って失態をさらした…ってな話をアンドリューが伝え聞く訳です。

女性としていかなるものか!と思ったアンドリューはメリッサに怒りの手紙を送ります。

ありったけの悪態ついて!

そしたら、メリッサから手紙が来なくなっちゃった(苦笑)

アンドリューは「怒ってるんですか?」と、手紙を送る…でも、返事はない。

「…怒ってますよね?」………返事なし。

「ごめんなさい」(爆笑)

ああ!この間とか雰囲気が、文字では伝えきらないかもしれませんが、もうこのシーンの寺脇さんが、すんごいカワイイんですよぉ~(>▽<)

特に「ごめんなさい」の所ぉぉぉっっっ!!!

私がメリッサならすぐ「許す!!」ってカンジですよぉ~♪

実際はそんなにすぐには許してもらえないんスけどね(笑)

でも、何のかんのといいながら幼馴染から恋へと発展しそうになるものの、長年手紙のやりとりをしていた為(?)実際に会うと、違和感を感じて中々先に進めない二人。

そうこうしていると、互いに恋人が出来てしまったり…でも、二人の手紙は途切れる事なく続くのです。

「いいなぁ、こういう関係。幼馴染独特の特権みたいなモンなのかなぁ~…」

そんな事を思いながらぼんやり世界に浸かっていると、休憩時間に入りました。

場内は慌しく席を立つ人、前半の感想を語り合っている人々に分かれました。

私は後者。友人と共に「いいよね!いいよねっ!!」を連発していましたね。

内容はこんなカンジ…

私「やっぱりさあ、若い頃の朗読は若い頃みたいに読むのがいいよ!この前観たヤツはタラタラ読んでるだけみたいで、納得いかなかったからさぁ、寺脇さんと戸田さんのはすんげぇ嬉しい!!」

友人「うん、確かにいいっスよね!」

私「寺脇さんのさぁ、あの微妙な子供らしさ!気付いた??」

友人「カワイかったですね」

私「”ごめんなさい”とかツボだよねぇ~(>▽<)」

友人「あの間、最高っスよね(笑)」

…などと話していると、後半戦がスタートしました!!

寺脇康文さん イラスト 妄想 舞台『ラヴ・レターズ』感想1 2003.6.19

なんと、寺脇さんと戸田さんは前半とは打って変わって真っ黒なスーツとドレス姿で登場!

一瞬、場内を湧かせました。

「衣装替えまでしてくださるなんて、なんてステキなんだ!!」と、心の中で叫びましたよ、私ゃ。

寺脇さんのスーツ姿がカッコいいのなんのって、アナタ!!

ま、そんな私の心情は置いといて、後半戦がスタートです。

後半は、結構内容重ためです。

アンドリューは訪れた日本で、日本人女性と恋に落ちてしまったり…このシーンで、アンドリューがメリッサに送った手紙読む寺脇さんが、カタコトな日本語を使ったりするんですが、そこもカワイかったなぁ~(* ̄▽ ̄*)

あと、メリッサが離婚してアル中になっちゃったり、アンドリューは日本人女性との恋を終えて、新たな伴侶を見つけて栄華を極める中、対照的にメリッサはどんどん不幸になって行きます…

そんな中で、二人は密かに結ばれてみたりして……

でも、アンドリューは、家族や今の生活を捨てられないから、メリッサと別れる決意をします。

そうこうしている内に、メリッサが死んでしまって………。

そしてようやくアンドリューは気付くのです。

「この人生で、メリッサ程愛した女性は居ない」という事に。

後半、戸田さんはメリッサの感情入りまくりで、ボロボロ泣いておられました。

寺脇さんは、ゆっくりと老熟したアンドリューを演じておられたし♪

(これだよ、コレを私は求めていたんだよ!!)

ゆっくりと場内の照明が消えて、芝居が終った時には、場内割れんばかりの拍手に包まれておりました。

私は少し涙ぐみつつ、なんともいえない満足感に満たされていました。

「コレだよ、コレが”ラヴ・レターズ”なんだよ!」

前回別の役者さんで観た時から感じていた違和感が、スッと無くなるのを感じました。

なんと言えばいいんだろう…寺脇さんと戸田さんの”言葉”は、すんなり耳から心に入ってくるんですよね。

違和感なく。だから、芝居の中にも入れるし…。

とにかく私は「”ラヴ・レターズ”を観たぞ!!!」と大声で叫びたい位に、満たされたんです!!!

余談ですが、帰りにエレベーターを待って居ると、後ろに立たれた男の人が「寺脇って巧いよなぁ」って言ってて、私が心の中で「あったりまえじゃん!」とニンマリしていると、「役者みたいだよなぁ」って……お、おい!寺脇さんは”役者”ですって!

なんだと思ってんだ!?

思わず拳を握り締めて、振り返ろうかと思ったのですが、友人に止められてしまいました。

そ…それにしても………何?

ブランチのイメージが東京では強いの???

びっくりしてしまったのでした(苦笑)

※イラストはあくまでcometikiのイメージです。ご了承ください。