東京芸術劇場で『マイ・フェア・レディ』を観劇してきました!
2016年8月7日(日)まで、東京芸術劇場で上演されている、舞台『MY FAIR LADY マイ・フェア・レディ』。
東京公演の後、名古屋・大阪で地方公演が行われます。
名古屋公演は、2016年8月13日(土)~2016年8月14日(日)まで、愛知県芸術劇場 大ホールにて。
大阪公演は、2016年8月20日(土)~2016年8月22日(月)まで、梅田芸術劇場 メインホールにて行われる予定です。
今回は、2016年8月6日。
東京芸術劇場で行われた、夜公演の感想を書きます。
ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。
夜公演のイライザは、霧矢大夢さんでした。
そして、ヒギンズ教授を寺脇康文さん。
ドゥーリトルを、松尾貴史さん。
ピアス夫人を、寿ひずるさん。
フレディを、水田航生さん。
ヒギンズのお母さんを、高橋惠子さんが演じられました。
公演開始から1ヶ月。
キャストのみなさんが、さらに活き活きと役に入り込んでおられて、観ているだけでワクワクが止まりませんでした!!
ヒギンズ教授が「え、え、い、よ、うっ!!」
ヒギンズ教授の元で、言葉の訓練を受けている、イライザ。
2人の授業を見守る、ピッカリング大佐。
ヒギンズ教授「あ、え、い、お、う!」
イライザ「ちゃんと言ってるじゃねーか!え、え、い、よ、うっ!!」
ヒギンズ教授「違うっ!あ、え、い、お、う!だっ!!」
ピッカリング大佐「おいおい、もっと優しく教えられないのかね?!」
ヒギンズ教授「わかりました。いいか、イライザ。出来なかったら半殺しだ(やわらかな微笑み)。さあっ!え、え、い、よ、う!」
(一同ぽかん)
イライザ「それーっ!(と、ツッコミ)」
ヒギンズ教授「(ハッ!)釣られてしまったじゃないかっ!あ、え、い、お、う!だ!!」
(場内大爆笑!!)
さらに。
何度言っても、同じように喋れないイライザに厳しい言葉を突きつける、ヒギンズ教授。
ヒギンズ教授「昼飯抜き!晩飯抜き!チョコも抜きだ!…私も抜きます!」
可愛かったー!!
何が可愛いって、もう
一瞬「何が起きたんだ?!」ってなる、寺脇さん。
キョトンとなる霧矢さんと、田山さん!
またすごく綺麗に寺脇さんが「え、え、い、よ、うっ!!」って言い切られたものだから、押し通せそうな勢いだったのも、爆笑に繋がる1つでした。
その後も折に触れて「釣られてしまったじゃないか!」を、ネタにされていたヒギンズ・寺脇教授!!
メチャクチャ可愛かったです!!
ヒギンズ教授とドゥーリトルもラブラブ!
3日間行方がわからなかったイライザの居場所を、偶然突き止めたドゥーリトル。
ヒギンズ教授の家に居ると知り、心配料をもらえないかと交渉に行く。
そのときドゥーリトルが、ヒギンズ教授に心情を訴える場面で、ずいずいと近寄って行き…さりげなくヒギンズ教授の肩に顔を乗せる、ドゥーリトル。
ヒギンズ教授「(ドゥーリトルに気づいて)近いな!」と、ツッコミ
隣に立っているだけかと思いきや、どうも寺脇さんの肩にそっと顎を乗せておられる松尾さん。
酔ったお芝居が、うっとりとした表情にも見え「ラブラブだ!ラブラブ!!」と、私は1人で萌えておりました。
植物にパンチ!パンチ!パンチ!な、ヒギンズ教授
母親・ヒギンズ夫人の家で、出て行ったイライザを見つける、ヒギンズ教授。
出て行った理由をヒギンズ夫人に問われ、スラスラと答えてゆくイライザ。
ところがヒギンズ教授にとっては面白く無いことばかり。
「そんな風に思われてるなんて、心外だ!」とばかりに、奇声を発しつつやるせなさを植物にぶつけます。
ぶつけるのですが…前回観たとき以上に、パンチ!パンチ!パンチ!!されてて、ツボでした。
「なんだよもう!なんだよもうー!!」って感じが、たまりません!!
感情が高まりすぎたヒギンズ教授
懸命に戻ってくるよう説得するが、素直になれないためイライザに別れを告げられてしまう。
そのことをヒギンズ夫人に語る、ヒギンズ教授。
ヒギンズ夫人にも突き放されるような言葉をかけられ、ヤケになる。
ヒギンズ教授「アイツはね、私という…◯▲□×…たい…◯▲□…私というねっ!!…フクロウなんですよっ!!」と、ヒギンズ夫人にリアクションを大きめにして、伝える
ハッキリと言われないままに過ぎてしまいましたが…ホントは「アイツはね、私という太陽を見つめすぎて、目を焼かれたフクロウなんですよ!」というセリフだった気がします。
この回は、慌てふためくことで、ものすごく動揺したヒギンズ教授になってました。
カーテンコールが鳴り止まない!!
最初のカーテンコールで、今日が東京千秋楽となる、霧矢さんからコメントがありました。
(コメントは私の脳内で加工されている場合がありますので、丸っと本気になさらないでください)
霧矢さん「一足早く、千秋楽を迎えさせていただきました」
寺脇さん「まだ、名古屋と大阪もありますけどね」
霧矢さん「はい(ニッコリ)。みなさん、気づかれてましたか?この劇場の壁。レンガで造られていて、すごくこの作品にピッタリなんです!まるで、マイ・フェア・レディをやるための劇場のようで!この場所で1ヶ月、演じられて幸せでした!」
盛大な拍手で見送られる、霧矢さんたち。
寺脇さんと霧矢さんが腕を組んで退場され。
田山さんと寿さんも、腕をくんで…それに気づかれた高橋さんが、松尾さんに「私たちは?」という仕草をされて、お2人も腕を組んで退場されました。
このときの高橋さんが、気持ちを察してくれない彼氏に「もうっ」ってスネる雰囲気だったのが、たまりませんでした!!
可愛くて可愛くてー!!
しかし、何度も何度も拍手が起き、鳴り止みません。
再度登場される、みなさん。
寺脇さん「締まりませんが、どうしましょう?」
霧矢さん「締めましょう。みなさんは明日もありますから」と、キリリ
寺脇さん「いや、でも今日この出会いは一生に一度ですから!」
霧矢さん「そうですね!ではみなさん、一本締めで締めます!よぉーおっ!(パン!!)ありがとうございました!!」
最後も寺脇さんと霧矢さん、田山さんと寿さん。
そして高橋さんと松尾さんが、それぞれ腕を組んで退場されたのでした。
みなさん、可愛かったー!!