cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

寺脇康文さんご出演!舞台『マルグリット』東京公演感想。

舞台『マルグリット』東京公演感想1 2009年2月23日

舞台『マルグリット』東京公演を観てきました!

舞台『マルグリット』は2009年2月10日から2月18日まで赤坂ACTシアター、2月25日から3月5日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、そして3月12日から3月29日までは東京・日生劇場で上演されました。

この記事は2009年2月13日(金)に、東京・赤坂ACTシアターで上演された、舞台『マルグリット』の感想になります。

寺脇康文さんは、マルグリットの主人(?)ドイツの将軍・オットー役で出演されました。

主人公・マルグリット(春野寿美礼さん)を、愛人として傍に置いています。

奔放な彼女に振り回されながらも、愛おしいと思っている、不器用な男性です。

そこにピアノ弾きのアルマン(田代万里生さん)が現れて、マルグリットと恋に落ちてしまいます。

自分の目を盗んで、愛を深めてゆく2人に激昂し、オットーはマルグットとアルマンの仲を強引に引き裂いてしまうのでした…というお話。

セットの豪華さと照明が美しかった!

セットは豪華絢爛!舞台は光と音の洪水!!

華麗で、とてもとても美しかったです!!

ただ、ミュージカルを見慣れていない私は、感情的に歌う演者さん達の声が重なると、なにを言っておられるのかわかりませんでした。

聖徳太子の耳が、欲しかったです。

とりあえず、「こんなに情熱的なのよ!!」みたいな気持ちは伝わって来るのですが、「それで?どうしたの??」みたいな。

この歌を的確に聞き分けて、物語に入ってゆける人達ってスゴイ!!と思いました。

こんな感想を述べているのは、私だけでしょうか? トホホ。

寺脇さん演じるオットーがカッコよかった!

第二次世界大戦下という時代背景が全くわかっていない私は、「理解できるのか?」と不安でした。

しかし劇中で、アンサンブルの皆さんが、自分達の立場とか時代背景を、歌い上げてくださるので物語に入ってゆくことができたのです。

寺脇さん演じるオットーは、軍人という設定なので「軍服だけなんだろうなぁ、衣装は」と思っていました。

ところがどっこい!のっけから、パーティーの正装姿で登場される寺脇さん!!

「衣装さんありがとぉうっ!!」と、思わず立ち上がって叫びたくなった程、すごくお似合いでした!!←興奮し過ぎて、うろ覚え

(上のイラストは全く思い出せず、イメージです)

こんなにカッコイイ寺脇さんを、観られるとは思ってなかったので、ビックリでした!

軍服姿のときは、勿論ビシッと着こなしておられて、これまた「カッコエエ~」と、感嘆の溜息が漏れる程です。

ヒゲを剃るシーンでは、軍服の上着を脱いでシャツ姿になられますが、そこ萌えます♪

黒いブーツが、寺脇さんの長い足にピタッとハマって、引き立つのですよ!!

何でも着こなしてしまわれる、寺脇さんLOVE(〃ノ∇ノ)←ハイハイ

舞台『マルグリット』東京公演感想2 2009年2月23日

オットーって本当に悪い人だったんだろうか?

今回の役柄について、寺脇さんは「悪役です」と言われてましたけど、私はそうは思いませんでした。

一挙手一投足に感情が滲み出ている程、すっごく繊細なお芝居されていたからでしょうか?

オットーの心が、痛い程に理解できました。

からしてみたら、マルグリットとアルマンのほうが"悪役"です。

だって、オットー以上にマルグリットを愛していた人間は、この物語に居ないでしょ!と。

オットーの愛し方は、不器用だったかもしれませんが、心の底からマルグリットを想っていたハズです。

最初のパーティーのシーンで、オットーはマルグリットと2人で誕生日を祝いたいと提案しています。

それなのに、彼女が勝手に友人達を呼んでしまうのです。

それでも、オットーはマルグリットの笑顔が見たいから、友人達も受け入れました。

マルグリットが「チャイナ・ドール」を歌って、彼女がなんで歌をやめちゃったのか気付いて、オットーは心を痛めます。

「チャイナ・ドール」の歌詞は今の彼女に重なるし、歌は彼女の一番輝いていた時を思い出して、辛いのだ…と。

どれだけ腹が立っても、オットーは皆の前で彼女を侮辱する発言はしません。

怒りに我を忘れてすごく反省する所がまた、オットーらしくて、胸がキュンとします。

空襲のときに、友人達を含め「避難しろ!」と声を掛けるのも、マルグリットの為だと思うのです。

極悪非道な人間なら、みんなを追い返すんじゃないかなぁ。

自分の事しか考えない、マルグリットを道具みたいに扱う人間では決して無いのです。

オットーは。

寝室で暴言吐いちゃうのも、マルグリットがオットーの真剣な告白を、彼女がはぐらかしたりするからです。

だけど、それでもオットーはマルグリットを許しちゃいます。

「愛しているフリでいいんだ―…」と。

オットーのこの台詞聞いた瞬間、「マルグリット、どんだけ愛されてんだよ!!」と頭に血が昇りました。

オットーの、魂の叫びじゃないですか?!

私がマルグリットだったなら…愛情は湧かないまでも、"情"は湧くんじゃないか?と思います。

しかし、マルグリットはアルマンに走っちゃうんですよね…。

どうしても感情がオットー寄りなので、マルグリットが"悪女"に見えて仕方ありません。

ホント、ごめんなさい。

マルグリットとアルマンが、盛り上がっている場面を観ていても、オットーが気になって気になって。

彼の心想像するだけで、胸が痛んで涙が出ます。

お金で買ってる愛だけど、あそこまで裏切られたら、壊れちゃいますよ!

悔しいよ!!

やりきれないよ!!!

暴挙に出ちゃうの、わかります。

痛くて苦しくて…それを愛しい人には向けられないから、刃が違う所(アルマンのお姉さん)に向ってしまう。

結局は、マルグリットの心も傷つけてしまう事になるのですが…。

舞台『マルグリット』東京公演感想3 2009年2月23日

オットーがいい人にしか観えないのです!!

アルマンのお姉さんですが、「マルグリットがオットーに縋って頼んだから助かった」という事ですが、ワタクシ。これも単にオットーが約束を重んじる人間だったから助かったのだと思うんです!

いや、だって!

オットーが本当に、マルグリットが言う程の権力者で暴君だったら、アルマンのお姉さんは見せしめに殺し、アルマンだって追い詰めて殺しませんか?

マルグリットは軟禁して、都合のいい情報だけを流すようにして…本当に自分だけのモノにしたんじゃないですか?

でもオットーは、それをしていません。

裏切られた後も、相変わらずマルグリットを自由の身(一応)にしていたし、彼女の意見も聞いていました。

彼女に誘われたパーティーだって、オットーは一度断るものの、彼女に請われて「そうだな」と、行く事を決めるんです。

マルグリットの、偽りの愛に満足して。

パーティー会場は、実はオットーを暗殺する為の舞台でした。

そんなこと、彼は知る由もありません。

客が一瞬ざわめいて、マルグリットが視界から外れた瞬間、オットーはまず彼女の身を心配するんです。

「マルグリット?大丈夫か?マルグリット―…」

オットーは、彼女を心配したまま銃殺されます。

オットー、

殺されるだけの事

しましたか(#`Д´)凸

「戦争反対!」的な事を唱えながら、「言っても聞いてもらえないから」と決め付けて、話し合いも無しで、暗殺ってどゆことですか?!

せめて、正々堂々決闘でもしてから、刺し違える位の覚悟見せんかいっ!と、思うのです。

この物語で一番の被害者って、オットーですよね。

金蔓にされて(←本人も了解の上でだが)、偽りの愛さえもらえないまま、2度も(←正確な回数は不明ですが)裏切られて、挙句に殺されてるんですよ?!!

オットーの死後、マルグリットは、友人達に見限られ嬲り殺しにされます。

理由はその他諸々、時代背景込みでの結果なのですが。

これも、オットーが再三苦言を呈していた事でした。

…聞かないんだもん。マルグット。

もし、マルグットがオットーの愛に気付いて、受け入れ。

時代的にアリエナイ事なんだとしても、2人で幸せになっていたら、どうだったんでしょう?

そんな叶わない夢を、みたりします(←舞台全否定か?!)

どんなに悲劇的な終焉でも、マルグリットにとっては、アルマンと過ごした時間だけが"生きていた"と思える時間だったのでしょうし。

シアワセな一時を過ごせたのだと思います。

そこには、オットーの存在って…無いんだろうなぁ。

…ちょっと、ヒドくないですか??

オットーはマルグリットが生きててくれたら、それだけでいいんじゃないか?って気がします。

自分の目の黒い内は、他の男に触らせたりさせたくないでしょうけど(苦笑)。

願わくば、

彼が死に逝くその瞬間、

マルグリットの姿を見る事が

出来てますように…

嘘でも、

倒れるオットーを心配している

マルグリットの姿を―…

それだけで、充分なんだと思います。

本当は、出会えただけで幸せだったんですよ。

理想の女性なんてさ。

その人を手に入れる事が出来て、頭では理解してても、心まで欲しくなっちゃったんですね。

自分がどれだけ我儘なのか、オットーは自覚してると思います。

わかってるから、マルグリットを力で抑える事はしなかったんじゃないかなぁ。

切ないよ。叶わぬ恋。

私の『マルグリット』は、こんな感じでゴザイマシタ。

はっきり言って、「どうだ!参ったか!!」と豪語してしまえる位に、本筋を見失ってます!!

だって、すごく魅力的だったんですよ!!

オットーが!!!

マルグリットとアルマンの運命の恋が、霞んで見えるくらいに!!

輝いて、鮮やかでした。

降参です!役者・寺脇康文さん!!

歌声にもメロンメロンにされましたし(〃゚∇゚〃)

やはり声に艶があってイイッ!!

俄然、寺脇さんの歌!オススメです!!

またしても、進化された寺脇さん!!

「こんちくしょうっ!」って腹が立つ程です!!

機会があれば、是非一度。

舞台『マルグリット』に触れてみてください♪

舞台『マルグリット』東京公演感想4 2009年2月23日

舞台『マルグリット』のパンフレットもオススメです

舞台『マルグリット』のパンフレットも、オススメです!

パンフレットだけのものと、舞台『マルグリット』仕様の袋がついているものがありました。

私は袋付きのものを購入したのですが、パンフに対して、この袋の大きさはどうなのだろう?

パッツンパッツンでした(;´Д`A ```

このパンフを入れる目的で使う分には、お洒落でとても素敵です!

あと、私がパンフレットをオススメする理由は、稽古風景が予想以上に載っているからっ!!

ええ!そこです!!

ワクワクしますよヾ(≧∇≦)ゞ

色んな寺脇さんが、載っているんですからっ♪

上の感想を書き終えて、ようやく寺脇さんがコメントされている部分を読みました。

深いなぁ…自分の感想が、どんだけ浅はかか思い知ります。

イタイなぁ…(|||_ _ )

ただ、この舞台をやる事によって、寺脇さんがまた"強く"なられた気がします。

心とか輝きとか…巧く言えませんが。

追いつけなくても、置いて行かれたくないから、頑張らなくてわ!!

イラストは、パンフレットをチラ見して、うろ覚えで描いたので実際に載ってるものとは、随分違った印象のモノになってしまいました。

雰囲気~雰囲気~ヾ(´▽`*;)ゝ"←オイ