舞台『マルグリット』のアフタートークを観てきました!
舞台『マルグリット』は2009年2月10日から2月18日まで赤坂ACTシアター、2月25日から3月5日まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、そして3月12日から3月29日までは東京・日生劇場で上演されました。
寺脇康文さんはマルグリットの主人(?)・オットー役で出演されました。
この記事は、2009年2月13日(金)に赤坂ACTシアターで公演後に行われた、寺脇さんの"アフタートーク"の感想になります。
台詞部分はこの"アフタートーク"からの引用です。
なお、私の脳内で勝手に加工されている場合がありますので、まるっと本気になさいませんよう、ご注意ください。
寺脇さんのアフタートークをレポートします!
舞台終演後に休憩を数分挟んでから、寺脇さんのトークショーがステージ上で行われました。
司会進行は、TBSアナウンサーの久保田智子さん。
寺脇さんは、黒のTシャツ(?)に黒のジャケット。下はジーンズ姿で登場されました♪
寺脇さん「いやぁ~こういうの初めてなんですけど、どうなんですかね?さっきまで物語の中に居た人間が、こんな格好で話してるのって??」
舞台後のアフタートークというのを初めて経験される寺脇さんは、最初ちょっと心配そうでしたが、客席から割れんばかりの拍手をもらって、安心されてました。
椅子が用意されているものの、寺脇さんと久保田さんは、しばらく立ち話。
ふっと視線を上げた寺脇さんが、突然―…
寺脇さん「ぶっ!!」と、吹き出す
客席一同「?」
寺脇さん「すみません。裕太(山崎裕太さん)と万里生君(田代万里生さん)が…アイツ等、この舞台の構造を熟知してるから」と、笑い
どうやら劇中に、オーケストラの指揮者の方を映す画面で、裕太君と万里生君が何やらチャチャ入れをされていた様子。
寺脇さん「劇中は、あそこで指揮を見ながら歌うんですよ」と、画面を指さす
そこから、劇中で歌うときの裏話をしてくださいました。
この舞台では、オーケストラピットが舞台下ではなく、舞台裏に組まれていて、演者さんからは直接見る事が出来ない構造になっているそうです。
その為、ステージから見える位置に設置された画面で、指揮を見ながら歌われるそうです。
一区切りついて、「(椅子に)座りませんか?」となり。
寺脇さん「(客席に向って)座ってもいいですか?」
客席「(拍手)!!」
寺脇さん「いや、そんなに拍手は…」と、困惑
だって、コミュニケーション手段は、拍手しかないんですから!
寺脇さんの問い掛けには、客席一同何かと”拍手”で応えてました。
トークショーは事前に集められた、お客様からの質問を中心に行われました。
久保田さん「○○さんからの質問です」
寺脇さん「○○さん?(客席に向って)○○さん?」
寺脇さんは、場内を明るくしてもらってから、質問者の方の顔を見つけてゆかれます。
舞台上から少しお喋りされて、その後質問に答えるという…なんとも寺脇さんらしい、優しくて心がほかほかするような時間でした。
質問は「オットーと似ている所はありますか?」とか、「誕生日で印象に残っている事は?」など。
質問者のかたで、ちょうどお誕生日のかたがいらしたので…
寺脇さん「折角だから、皆でハッピーバースデー歌いましょう♪」
と、客席含む全員でハッピーバースデーを歌って、お祝いされました!
もぉ…すべてが、寺脇さんならでわです!!
時に真面目に、でも笑いは忘れずに。
次々と質問に答えてゆく、寺脇さん。
ゆっくり椅子に座っている事はなく、身振り手振りを加えて、立ち上がってのトーク(笑)。
途中、熱くなられたのかジャケットを脱ぎ、椅子にかけて袖捲くりをっ!!←ツボッ(〃ノ∇ノ)
寺脇さん「こんなシリアスな舞台って初めてで、笑いが一切無いでしょう?演技しながら、"うわっ!俺今、ウケてねぇ"って不安になるんですよ(苦笑)。それでいいんですけど」
寺脇さん「もう、動きと台詞が一体化しちゃって。こう動けばこの台詞って、自然と出るんですよ」
寺脇さん「自分の中にある物しか出せないですから。恋する気持ちとか、その想いが叶わない切なさとか・・・」
寺脇さんのお話に、私の口元は緩みっぱなしですっ!!
素敵だぁ~カッチョイイっ~(ノ∇≦*)
ホント、色んなお話聞けたのですけど。
印象に残っているモノを1つ。
「春野さんを”男らしい”と思ったエピソードは?」という問いに…
寺脇さん「普段はすごく素敵な女性で、天然な部分もある可愛らしい方なんですが。稽古の時…僕がココで(と、舞台のシーンの立ち位置まで歩いて行く)髭を剃るシーンがあるんですが。そこの場面を寿美礼様が…あ。普段、寿美礼様って呼んでるんですけど。寿美礼様がオットーの台詞を言われた時は、"カッコイイ~"と思いましたね。もう一回やってくださいよ~ってお願いしたんですが、二度はやってくれませんでした(笑)」
この話を聞いて、ワタクシ。
勝手に妄想が始まってしまいました!!
寿美礼様が、オットーやってもカッコイイなら。
アルマンを寺脇さんにやってみてもらいたいなぁ…と!
そして、マルグリットを万里生君に←オイオイ
主要キャスト、混ぜ替え『マルグリット』!!
…無しですか。はい。すみません。
寺脇さんらしさが炸裂するアフタートーク!!
アフタートークは、さらに寺脇さんらしさを増してゆきます!
寺脇さんの言葉とテンポで語られてゆく時間…たまりません!!
寺脇さんと春野さんの間では、現在関西弁トークが流行っているそうです。
そして、
寺脇さん「寿美礼様って、何をやってもキマるけど、カーテンコールの時のお辞儀が華麗でイイよね!自分が普段、"どうも、ありがとうございましたっ"って頭下げるだけだから、憧れるよ~!!」
と、寿美礼様になりきっての"マルグリット風お辞儀"をしてみたり。
寺脇さん「いつかこういうの、やってみたいっ!」と、言いながら。
寺脇さん「あんまりやってると、寿美礼様に怒られちゃうなぁ(苦笑)」と、苦笑い。
そうこうしている内に、「あっ」と言う間に時間切れ。
久保田さんが「そろそろ…」と切り出された時。
上手のセットが「こそっ」と開き、丸めた紙が寺脇さんの足元に、コロコロコロ…。
寺脇さん「(紙に気付き)ん?何?裕太?」
久保田さん「さあ?よく見えませんでした」
寺脇さん「裕太でしょう(と、言いながら紙を広げる)」と、笑い
そこには、東京都在住の山崎裕太君からの質問が書かれていました。
寺脇さん「"オットーでダジャレを3つ言ってください"?」
これには、客席一同大爆笑!!
寺脇さんは腰に手を当てて、真剣そのものでダジャレを考え始めました。
寺脇さん「んじゃ、まず1つ。"オット…オット…オット…何の音?"」
寺脇さん「ん~…と2つ目!"奥さん、あの人は?歳は離れてますけどオットー(夫)なんです"」
寺脇さん「(悩)…じゃぁ~3つ目いきます!"ひゅ~るり~♪ひゅ~るり~らら~♪オットー(越冬)つばめっ!"」
トークショー中、一番真剣な表情が見られた瞬間だったかもしれません!
文字にしただけだと、巧く伝わらないかなぁ…私は、"オットーつばめ"がスキです!
寺脇さん「遅くなってしまったので、皆さん帰りに気をつけて」
そんな言葉で締め括られた、トークショーは30分程だったでしょうか?(もっとあったのかな?)
寺脇さんの魅力満載で!!
超シヤワセな時間でした。
満足して、余韻に浸っていると、客席から「寺脇さんてこんな人だったんだぁ~素敵だねぇ~」とか「スキになった!」という声を聞いて、更にシヤワセになる私。
終演後のトークショー、いいですね!!
地球ゴージャスでは難しいかもしれないけど。
また、いつかどこかで寺脇さんのアフタートーク聞きたいものです。