cometikiの9割は寺脇康文さんで、できている

私の9割は寺脇康文さんで、できている。…ので自然と思考が寺脇さんにつながっていくのでした。イラスト、日々のあれこれをまとめていきます。

戦国武将と南蛮貿易。テレビ『137億年の物語』第68話感想。

今回の主人公は、戦国武将。

織田信長豊臣秀吉徳川家康の3人です。

彼らがどのように、南蛮貿易と付き合っていたのか…

について、寺脇博士(寺脇康文さん)が語れました。

 

 

 

うきうきした様子で、寺脇博士の研究室の本棚に

石を置く、大家さん(宮崎美子さん)。

それを見つけた相内助手(相内優香さん)が声を

掛けます。

 

 

 相内助手「大家さん、なにしてるんですか?」

 

 大家さん「殺風景だったからね、私自慢のコレク

 ションを置いてみたの」

 

 相内助手「勝手に物を置かないでくださいよ!

 しかも、ただの石なんて…」と、ぶつぶつ

 

 大家さん「”ただの石”ですってぇっ!!」と、

 怒りをあらわにする

 

 

2人の様子を眺めていた、寺脇博士がたまらず間に

割って入る。

 

 

 寺脇博士「これはね、研究室に相応しい石なんだよ。

 大家さん、これは銀鉱石ですね」

 

 相内助手「これが銀なんですか?」

 

 大家さん「そう!さすが博士ね!!」

 

 寺脇博士「かつての日本を支えた貴重な鉱物なん

 だよ、銀は。実に美しい!」

 

 相内助手「博士!間違ってますよ!黄金の国ジパ

 ングなんですから、日本を支えてきたのは金ですよ!

 金!」

 

 大家さん「日本の銀を知らないの?まぁ…勉強不足

 ねぇ…」

 

大家さんと相内助手の間に、険悪なムードが漂い始める。

「リンリン♪」と郵便受けに手紙が届いた音。

 

 寺脇博士「あ!池上先輩(池上彰さん)から手紙が

 きたぞー」と、抑揚なく言って、郵便受けに走る

 

 

池上先輩からの手紙には、「かつて日本では沢山の銀

が生産されて、中国やヨーロッパに流通していたのを

知っているかな?世界に流通する銀の3分の1を占めて

いたと言われています。その銀で何を買ったのかな?

実に興味深い話なんですよ。では後程」と書かれてあり

ました。

 

寺脇博士が手紙を読み終えると、来客を告げるベルが

鳴ります。

相内助手が玄関へ様子を見に行っている間、寺脇博士

は池上先輩からの問題を大家さんと検討中です。

 

 

 寺脇博士「どの国から買ったというのも、ポイント

 なんですね…」

 

 

相内助手がおかもちを持って、戻ってきました。

 

 

 相内助手「博士。玄関にこんなものが?博士、頼み

 ました??」

 

 寺脇博士「頼んでないぞ?」と、不審がりながらも

 テーブルの上に置きます

 

 

開けてみると、そこには鴨南蛮とさらに池上先輩からの

手紙が入っています。

手紙には「ヒントの鴨南蛮です」と書かれていました。

 

 

 相内助手「ヒントのカモって、関係あるんですか?」

 

 寺脇博士「カモじゃないよ。南蛮のほうでしょ。

 16世紀から17世紀にかけて行われた、南蛮貿易

 ことだろうね」

 

 大家さん「この中に、日本が銀と交換に輸入したもの

 があるって訳?」と、鴨南蛮を見つめる

 

 寺脇博士「よし!今日も3人の武将に登場いただき、

 南蛮貿易の謎を紐解こう!じゃ、相内クン。取材に

 行ってきたまへ!我々は鴨南蛮食べてるから…」

 

 相内助手「えー…私も…」

 

 大家さん「仕方ないじゃない。2つしか無いんだから」

 

 寺脇博士「偉いモン順だからね。大家さんが1番。

 私が2番…君、何番…鴨南蛮…」と、笑い

 

 相内助手「えー!お腹すいたー!!」と、ジタバタ

青空と木5

青空と木5

 

ポルトガルリスボンを取材する、相内助手。

ポルトガルは、南蛮貿易の相手国です。

 

ホテル リスボンプラザのフロントには、屏風が飾って

あります。

ポルトガル人は、屏風が大好きなのだそうです。

昔から人気があり、屏風は「ビヨンブ」と呼ばれ、一般

家庭でも飾られている程、親しまれているのだとか。

 

中でも人気なのは、南蛮貿易の様子を描いた南蛮屏風。

屏風は17世紀の日本の輸出品の1つでした。

 

では日本は、何を輸出していたのでしょうか?

 

 

 

 寺脇博士「では、日本における南蛮貿易の変遷を見て

 いきましょう。まず、いつ始まったかというと?」

 

 大家さん「はい!鉄砲伝来の時でしょう?ヨーロッパ

 人が初めて来たんだもの」

 

 寺脇博士「1543年。ポルトガル人が漂着したのが

 きっかけで、南蛮貿易が始まりました。以来ポルトガル

 が最大の貿易相手国となります」

 

 大家さん「カステラとか、金平糖とか、ポルトガル

 文化が入って来たのよね!」

 

 寺脇博士「そして日本の権力者たちも、勢力拡大に南蛮

 貿易を大いに利用しました。まずは、織田信長。彼は

 新しもの好きで、好奇心旺盛。ワインを飲んだり金平糖

 を持ち歩いていました」

 

 相内助手「火薬と鉄砲を買い上げ、長篠の戦いで歴史的

 勝利をおさめます」

 

 大家さん「本能寺の変がなかったら…と思うわよね」

 

 寺脇博士「次に、豊臣秀吉。彼も南蛮貿易を盛んに行い

 ました」

 

 相内助手「秀吉は中国地方の石見銀山を押さえ、生糸と

 砂糖を買い入れました。当時日本に生糸を作る技術が

 なかったので大変な贅沢品でした」

 

 大家さん「砂糖も貴重だったの?」

 

 寺脇博士「身分の高い一部の人しか手に入らないもので

 した。それが南蛮貿易で庶民にも行き渡り、料理やお菓子

 に使われるようになったんです」

 

 大家さん「和食や和菓子ができたのは、南蛮貿易のおか

 げだったの?」

 

 寺脇博士「そうなんです。そして秀吉はさらに最新の

 世界地図や地球儀を手に入れて、世界に目を向けました。

 続いて、徳川家康。江戸時代に入ると、貿易相手国が

 変わっていきます」

 

 相内助手「17世紀に入ると、一番の貿易相手国だった

 ポルトガルが力を失い、オランダが勢力を増します。

 新興国のオランダは、ポルトガルキリスト教の布教で、

 日本を侵略しようとしている…と幕府に吹き込みました」

 

 寺脇博士「江戸幕府キリスト教徒が増え、一大勢力に

 なることを恐れ、そこで鎖国に踏み切ります。日本史に

 起きる一大事件です!!…はい、そこどけてー」と、

 なにやら大きな模型を取り出す。ドンと机に置かれた物

 は…

 

 大家さん「長崎の出島ね!」

 

 相内助手「出島は1636年に海を埋め立てて造られた

 人工の島で、大きさは日本武道館とおなじくらい。この

 中でしか、貿易ができませんでした。当時はポルトガル

 もこの出島で貿易ができていたんですが、キリスト教

 布教も続けていたため、出入禁止となりました」

 

 寺脇博士「代わって名乗りを上げたのが、オランダ。

 オランダは”キリスト教の布教はしない”という条件を

 幕府に約束したんです」

 

 大家さん「それで鎖国になっても、オランダだけが貿易

 を続けることができたのね!」

 

 寺脇博士「オランダは商売は商売と、割り切ったのです

 ね…。外国からの唯一の玄関口だった出島は異文化が

 花咲く、最先端のスポットでした」

 

 大家さん「んー…っ!!私、出島に行ってくる!」と、

 研究室を飛び出す

 

 寺脇博士「手ぶら?!また手ぶら??」

寺脇康文さん イラスト 妄想 テレビ『137億年の物語』第68話 2014年9月1日

寺脇康文さん イラスト 妄想 テレビ『137億年の物語』第68話 2014年9月1日

 

長崎の出島を取材する、大家さん。

出島和蘭商館跡を訪れます。

 

最も多かった輸入品は、砂糖。

大家さんは、砂糖をおさめていた蔵を見学されました。

貴重だった砂糖は、当時オランダの植民地だった、インド

ネシアから大量に輸入されていたそうです。

 

砂糖以外にも、ラシャと呼ばれるヨーロッパの毛織物や、

生糸なども主要な輸入品でした。

 

また、”脇荷物”と呼ばれるものもあります。

それはオランダの商人個人が持ち込む品々で、日本の商人

と直接貿易をして、小銭を稼いでいたのだとか。

 

輸入する品についてシロツメクサなどが、日本にやって

きました。

シロツメクサは品物が割れたりしないようにと、緩衝材の

役割をしていたそうです…だから「ツメクサ」だとか。

 

輸入品と交換していたのは、銀です。

石見銀山でとれた銀が、世界の3分の1を占めていたこと

もありました。

 

 

出島ではオランダ人や、給仕として雇われたインドネシア

人たちが暮らしていたそうです。

日本にはなかった食文化も、ここから広がっていったとい

うことでした。

テレビ『137億年の物語』第68話感想-ちび寺脇博士

テレビ『137億年の物語』第68話感想-ちび寺脇博士

 

本日の試食コーナー:オランダ風ワッフル

 

 

出島から戻ってきた大家さんは、出島の模型を前にして、

興奮気味に寺脇博士と相内助手に感想を語ります。

 

 

 大家さん「ここだけは別世界!今は普通に食卓に並んで

 る…イチゴやジャガイモ…あと、トマトも入ってきたの」

 

 相内助手「家畜も…豚や牛や…七面鳥も!」

 

 大家さん「日本には肉食の文化がなかったから、自給

 できるものは全部ここでしてたみたい」

 

 相内助手「娯楽も…」

 

 寺脇博士「ビリヤードね…」

 

 大家さん「ビックリしましたね!こんなことここで楽し

 んでたんだ」

 

 寺脇博士「このお菓子は?」

 

 大家さん「あ、それね。ワッフル!」

 

 寺脇博士「おせんべいじゃなくて?」

 

 相内助手「オランダ風ワッフルは、ベルギーワッフル

 よりも早く上陸していました…あ。粘りがある」

 

 大家さん「甘い!ん?なにが挟まってるの?」

 

 寺脇博士「キャラメルみたいな?」

 

 大家さん「(砂糖が貴重な当時はさらに)美味しかった

 でしょうねー」と、しみじみ

 

 寺脇博士「池上先輩からの質問!ありましたよね」

 

 大家さん「なんで”南蛮貿易”なの?ヨーロッパは南

 じゃないじゃない?」

 

 相内助手「それは…中国の漢民族が、現在の東南アジア

 南方の異民族に対して用いた言葉で、当時ポルトガル

 船が東南アジアから来ていたため、ポルトガル人を”南

 蛮人”と呼んでたんです」

 

 寺脇博士「鴨南蛮には何が入ってました?」と、大家さ

 んに

 

 大家さん「鴨!」

 

 寺脇博士「他には?」

 

 大家さん「蕎麦!」

 

 寺脇博士「他には??」

 

 大家さん「えー?他??」と、困惑

 

 寺脇博士&相内助手「ネギ!」

 

 大家さん「ネギ!!」

 

 寺脇博士「ポルトガル人はネギをよく食べていたことか

 ら、ネギが入っている蕎麦を南蛮と呼ぶようになったと

 いう説があります」

花-黄色

花-黄色

 

寺脇博士のつぶやきコーナーでは、美味しそうにビールを

飲む姿が見られました。+゚(*ノ∀`*)。+゚

 

 寺脇博士「大家さんに飲ませると大変だからな。1人

 で飲んじゃおうっと♪」

 

ビールをグラスに注いで、一口。

 

 寺脇博士「あー…美味い!そういえば、日本が初めて

 ビールと出会ったのも出島だったな。オランダ商人は、

 出島にビールも持ち込み、楽しんだ。日本の蘭学者たち

 も、西洋文明に少しでも触れようと、飲んでいたそうだ。

 そのときの感想は…”ことのほかあしきもの”…つまり、

 不味かった。当時の日本人の口には合わなかったんだな。

 こんなに美味しいのに…マジで…あ!できた!!”まじ

 ででじま”上から読んでも、下から読んでも”まじでで

 じま”!!ふふっ」と、幸せそう

葉っぱ

葉っぱ

 

のっけからの大家さんと相内助手の険悪なムードに、

今回はどうなることか…と不安になりました。

 

でも全然そんな心配いらないんですよね!

牽制しあう場面もあるものの、面白い歴史についてもっと

知りたいっていう、好奇心がそうさせているんだもん。

 

それに、役から離れた宮崎さんと相内さんは、ひたすらに

可愛らしいっ(人〃∇〃)゚.:。+

鴨南蛮に何が入っているか…で、「?」となってしまった

宮崎さんを、寺脇さんと相内さんで「ネギ」に導く流れの

微笑ましいこと!!

 

ナイス・チームワーク!!です!!

 

 

あと、1人でこっそりとビールが飲めた寺脇博士!!

よかったですねー!!

大家さんの酒乱ぶりは、過去に経験済みですから、飲む

なら1人が大正解ですよ((●≧艸≦)

振り回される、寺脇博士も可愛いんですけどね!

 

美味しそうに飲まれるビールを見ていると、つられて

飲みたくなってしまいます!!

そりゃあ、ダジャレも冴えまくっちゃうことでしょう!!

 

面白かったなぁ!!

 

 

 

 

ネットの片隅で、こっそりと。

今日も熱烈に叫んでおります!!

寺脇康文さん、大好きです!!

 

多分、明日も寺脇さん萌ポイントなど語っております。

よろしかったら、またお越しくださいませ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

cometiki@寺脇さんを描く人